日本バレーボール協会(JVA)は2日、ロラン・ティリ監督の就任内定記者会見を行った。
2021年に行われた東京オリンピック(東京五輪)ではフランス代表を金メダルへと導いた経験も持つティリ監督。2020年からはパナソニックパンサーズ(現・大阪ブルテオン)の監督も務めていた中、11月に男子日本代表の新監督に内定したことが発表されていた。
そのティリ監督は、今回の就任にあたり「嬉しく思い、光栄に感じている」と現在の気持ちを明かし、「日本には大変優れた選手が揃っていると思っている」と日本代表のチーム力の高さを評価した。
また「優れたチームを率いてさらなる高みを目指せることは名誉に思っている」とし、「日本という技術力の高いチームに、五輪などでの私の経験をかけ合わせることで、飛躍ができると思う。表彰台を目指していく」と、2028年のロサンゼルス五輪で、パリ五輪では届かなかったメダルに挑戦することを誓った。
一方、JVAの川合俊一会長はティリ監督就任について、「複数名の候補の中から全会一致で」と決定の経緯を明かし、「東京五輪でフランス代表を金メダルに導いた」とその実績を評価。さらに「その監督が日本で指導していて、日本の選手ややり方に慣れている。こんなに都合のいいことが起こって良いのか、奇跡じゃないかと」と、大阪Bでの指導経験も好材料だったことを明かした。
その上で、「次のオリンピックまでにメダルを取れるチームにしたい」とティリ監督率いる新生日本代表について期待した。