4日、欧州バレーボール連盟(CEV)が開催する欧州チャンピオンズリーグ(CL)のリーグラウンド第3節が行われ、石川祐希が所属するペルージャがトルコのハルクバンク・アンカラと対戦した。
ペルージャは第1節でチェコのチェスケー・ブジェヨヴィツェと対戦しストレートで勝利。石川はすべてのセットでコートに立っていた。第2節ではフランスのサンナゼールと対戦し、石川の出場はなかったものの2試合連続ストレートで勝利していた。
対するハルクバンク・アンカラは1戦目、サンナゼールとの戦いをフルセットの末で勝利し、2戦目はチェスケー・ブジェヨヴィツェにセットカウント3ー1で勝利。2連勝同士のチームの対戦となった。
ここまで負けなしの両チームがぶつかる重要な今試合、石川は先発出場でコートに立った。第1セットは序盤から一進一退の攻防となった。奪ったリードを広げていきたいペルージャにハルクバンク・アンカラが食らいつく展開となったものの、終盤にかけて石川のスパイクも含めた連続得点が重なり、第1セットを25ー20で奪った。
第2セットも石川の活躍が光り、チームは一時12ー6とダブルスコアとする場面も見られた。そのリードを保ったまま試合を進めるかと思われたが、徐々に点差を縮めたハルクバンク・アンカラはデュースへと持ち込んだ。苦しい展開となったものの、最後はミドルブロッカー(MB)であるアグスティン・ロセルのブロックで得点し、このセットも連取した。
続く第3セット、先行される場面がありながらも冷静に得点を重ねたペルージャは、23ー18と5点をリードして終盤へ向かった。このまま取り切ると思われたこのセットだったが、負けられないハルクバンク・アンカラが追い上げ、24ー23と迫られる。それでも最後は逃げ切ったペルージャがこのセットを25ー23で奪い、ストレートでの勝利となった。
途中追い上げられる場面がありながらも、チーム力を発揮したペルージャが取り切る形となった。この試合を振り返ると、ペルージャのアタッカー陣は全員がアタック決定率50%超えと、見事な数字を叩きだしている。中でも石川はアウトサイドヒッター(OH)のオレフ・プロトニツキーと並ぶ両チームトップの15得点をあげながら、アタック決定率は70%と好成績を残した。
次回、ペルージャはセリエAのリーグ戦にて8日(日)23:00よりピアチェンツァと、12月16日(月)2:00にヴェローナとの試合が控えており、CLの次戦は12月20日(金)2:00にフランスのサンナゼールとの第4節となっている。
■試合結果
ペルージャ 3ー0 ハルクバンク・アンカラ
第1セット 25ー20
第2セット 29ー27
第3セット 25ー23