龍谷大学在学中の2019年11月にデンソーエアリービーズへの入団が発表され、それから約5年半継続してデンソーでプレーしていた女子日本代表のリベロ福留慧美(27)。2024年6月にデンソーを退団し、自身初の海外挑戦のためにイタリアに渡った。
移籍してすぐにリベロとしてスタメン起用され、リーグ戦ではフル出場することが多く、チームの守護神としてすでにその地位を確立しつつある福留だが、バレー以外での海外生活についてはどうなのだろうか。
「イタリアでの生活は大丈夫?」と聞くと、まず「はい」と答えるも、「アパートが近くにあって、でも今まで日本では寮だったので全然自分でごはんを作ってなかったんですけど、こっちでは自分で全部作らないといけないので…そこが始めはすごく大変でした」と話し、日本でずっと寮生活だった故に、料理面で苦労をしていたようだ。
そんな生活面での苦労を話した福留だが、セリエAでは今シーズン、福留を含め日本代表の3選手がプレーをしている。福留と同じく今シーズン初めて海外に挑戦したセッターの関菜々巳(25)と、イタリアリーグ2年目となる石川真佑(24)だ。その二人がイタリアに居るということがとても心強いと福留は話す。
「今も常にふたりともずっとLINEしていて(笑)試合した後、次の日のオフが一緒だったら一緒に遊びに行く、とかしていて、2人がいるのがすごく心強いです。最近では関選手とミラノに遊びに行きました」
試合では敵となりぶつかり合うが、それ以外ではやはり日本人同士、慣れない海外生活の中でお互いに精神的な支えとなっているようだ。
取材:トシキ