[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 8日にセリエA女子の第12節が行われ、石川真佑が所属するノヴァーラが相手のホームであるパラメガボックスでヴァッレフォリアと対戦した。

 第11節終了時点で8勝3敗で4位につけるノヴァ―ラは、ここまで4勝7敗のヴァッレフォリアと対戦。これまで先発フル出場で活躍を見せてきた石川は今試合でもスタメンに起用された。

 第1セットの序盤、石川が自身のファーストポイントをブロックで決めると、その後序盤から中盤にかけてノヴァ―ラが流れを掴み、最大6点のリードを奪う。石川も本数こそ少ないもののスパイクを決め、終盤に入る。しかし相手が選手交代を皮切りに猛追を見せると最大6点差から2点差に縮められ、ノヴァ―ラが先にセットポイントを握るもデュースの末、大逆転で相手にセットを奪われる。石川も一時的にではあるがベンチに下がる場面も見られた。

 第2セット、石川の得点は1点に終わるもチームメイトが躍動し、序盤からリードを奪ったノヴァ―ラが終盤にかけて点差を広げ、セットを取り返す。

 序盤リードを許した第3セットだったが、中盤にノヴァ―ラが逆転に成功。石川の得点も増えていき、スパイクで6得点を上げる活躍を見せ、逆転後に点差をぐんぐんと広げたノヴァ―ラはこのセットも大差で連取する。

 第4セットはヴァッレフォリアの攻撃を止められず、最大8点差をつけられる入りとなった。ノヴァ―ラが中盤食い下がり、その差を2点まで縮める。終盤はブロックで得点する相手に対し、同じくブロックで対抗したノヴァ―ラだったが、最後は石川のスパイクがミスとなり、このセットを落とした。石川はスパイク得点4点に対し、スパイクミスによる失点が2点と苦しいセットとなった。

 迎えた第5セットは入りで相手にリードを許してしまう。中盤にはレセプションミスの出た石川がベンチに下がる場面も見られた。その後、石川が早々にコートに戻り、終盤で逆転に成功したノヴァ―ラが先にマッチポイントを握るとホームである相手も食い下がりデュースにもつれ込む。しかし最後はこの試合で32得点の活躍を見せたOPのタチアナ・トロクがスパイクを決め、ノヴァ―ラがフルセットの接戦を制した。

 石川は試合を通してスパイク決定率が落ち込んだものの、チーム2位の17得点を獲得する活躍を見せた。ノヴァ―ラは次戦、第13節で12月15日(月)23:30からここまで9勝2敗で3位につけるスカンディッチと対戦する。

■試合結果

ノヴァ―ラ 3―2 ヴァッレフォリア

第1セット 27―29
第2セット 25―17
第3セット 25―17
第4セット 23―25
第5セット 19―17