12月7日(土)と12月8日(日)に2024ー25 V.LEAGUE MEN(Vリーグ男子)の8週目の試合が行われた。

 今シーズンより新しくなったVリーグでは東西カンファレンス制が導入され、レギュラーシーズンは各クラブがホーム&アウェー方式により合計28試合を行い、そのうち14試合がホーム会場での試合となる。また、東地区は総当たり戦を4回ずつ計28試合、西地区は総当たり戦を2回ずつ計18試合に加えて10試合を行う。

 第8週は、東地区で千葉ZELVA vs 富士通カワサキレッドスピリッツ、東京ヴェルディ vs 北海道イエロースターズ、長野GaRons vs 埼玉アザレア、つくばユナイテッドSun GAIA vs レーヴィス栃木の4カード、西地区ではきんでんトリニティーブリッツ vs 福岡ウイニングスピリッツ、奈良ドリーマーズ vs アイシンティルマーレ碧南、クボタスピアーズ大阪 vs フラーゴラッド鹿児島、近畿クラブスフィーダ vs ヴィアティン三重、兵庫Delfino vs 大同特殊鋼知多レッドスターの5カードの対戦が行われた。

 東地区の注目カードといえば、第7週を終えた時点で6勝2敗で2位の長野GRと、4勝2敗で3位につける埼玉の上位対決だろう。混戦も予想された対戦だったが、GAME1では埼玉がストレートの快勝。GAME2では4セット中2セットでデュースにもつれ込むなど、長野GRがホームの意地で奮闘したものの力及ばず3ー1で埼玉が勝利した。アウェー戦での2連勝を飾った埼玉は、長野GRを抜き2位に浮上した。

 ここまで3勝5敗で5位のR栃木は、5勝3敗で4位のサンガイアと対戦。結果はアウェーながらも粘り強い守備を見せたR栃木が両日ともに勝利。この試合で5勝5敗同士となった両チームは勝率では並んでいるものの、ポイント差で勝るR栃木がサンガイアを抜き4位となった。

 残る首位と最下位対決となった北海道YSと東京Vの対戦では両日北海道YSの圧勝、千葉と富士通の試合も順当に富士通がストレートで2連勝を飾った。

 一方の西地区でも注目カードである、Vリーグ男子開幕以降8戦全勝で首位を走るクボタと、第7週終了時点で6勝2敗で3位のF鹿児島の対戦が行われ、GAME1ではホームのクボタが白星を上げた。しかし迎えたGAME2ではオフェンスでクボタを追い詰めたF鹿児島が3ー1で勝利し、クボタに今季初の黒星をつける結果となった。

 第7週を終え、2勝2敗とVリーグ男子で一際試合数の少ない近畿は、2位のVT三重との試合に挑んだ。ホームで白星を飾りたい近畿だったが、VT三重に2連敗。対するVT三重は2勝を上げ、クボタが1敗したことで首位に躍り出た。

 また、きんでんと福岡WS、兵庫Dと大同特殊鋼、奈良とアイシンの対戦ではアウェーながらもそれぞれ上位チームが勝利を収めた。

 次戦の第9週は令和6年度天皇杯 全日本バレーボール選手権大会のファイナルラウンドを挟み、28日(土)と29日(日)に東地区で千葉 vs サンガイアの1カードが、西地区では奈良 vs クボタ、近畿 vs きんでん、VT三重 vs 兵庫Dの3カードで対戦が行われる。

■V.LEAGUE MEN 12月7日(土)試合結果

▼東地区
千葉 0ー3 富士通
(20ー25、22ー25、20ー25)
東京V 0ー3 北海道YS
(7ー25、19ー25、21ー25)
長野GR 0ー3 埼玉
(20ー25、22ー25、21ー25)
サンガイア 0ー3 R栃木
(26ー28、10ー25、24ー26)

▼西地区
きんでん 3ー0 福岡WS
(25ー17、25ー22、25ー19)
奈良 0ー3 アイシン
(14ー25、12ー25、15ー25)
クボタ 3ー1 F鹿児島
(25ー20、25ー20、21ー25、25ー23)
近畿 0ー3 VT三重
(19ー25、17ー25、26ー28)
兵庫D 0ー3 大同特殊鋼
(17ー25、23ー25、16ー25)

■V.LEAGUE MEN 12月8日(日)試合結果

▼東地区
千葉 0ー3 富士通
(24ー26、23ー25、23ー25)
東京V 0ー3 北海道YS
(12ー25、23ー25、18ー25)
長野GR 1ー3 埼玉
(19ー25、25ー27、29ー27、19ー25)
サンガイア 1ー3 R栃木
(24ー26、25ー22、21ー25、28ー30)

▼西地区
きんでん 3ー0 福岡WS
(25ー21、25ー19、25ー17)
奈良 1ー3 アイシン
(17ー25、25ー22、16ー25、22ー25)
クボタ 1ー3 F鹿児島
(18ー25、25ー19、19ー25、20ー25)
近畿 1ー3 VT三重
(25ー22、22ー25、21ー25、21ー25)
兵庫D 0ー3 大同特殊鋼
(21ー25、19ー25、22ー25)