[写真]=トシキ

 今季から母国ポーランドに戻り、ケンジェジン=コジレでキャプテンを務める男子ポーランド代表のバルトシュ・クレク(36)が日本のファンにメッセージを送ってくれた。

 2020年7月に当時V.LEAGUE DIVISION1のウルフドッグス名古屋に加入したクレク。そこから4シーズンにわたってプレーし、2022―23シーズンにはリーグ優勝に貢献。その実力だけでなく人柄でも多くの選手やファンを魅了していたが、昨シーズン限りでWD名古屋を退団。現在は古巣ケンジェジン=コジレでプレーしている。

 クレクは開幕戦で目を負傷し11月頭に復帰したばかりだが、11月30日に行われたジェシュフとのプルスリーガ第14節では勝利に貢献。フルセットの激闘にエネルギーを出し切ったのか少し頬を紅くしながら日本のファンやSVリーグについて話してくれた。

ーー今もSVリーグは見ている?

「もちろん!今では最も面白いリーグの一つになっていると思う。多くの友人を日本に残してきたから彼らの試合を見ているよ。とてもエキサイティングだし、日本がこんなに面白いエンターテイメントを持っていることをうれしく思うよ」

 また、今シーズンからは『Volleyball TV』でプルスリーガの配信が開始。多くの日本のファンもポーランドリーグを見ているはずだと伝えると、笑顔でこう返してくれた。

「そうだといいね。日本のファンには良い印象を持っているから、彼らが私のチームや私自身をフォローしてくれているといいね。そして今季はザクサを応援してくれているとうれしいよ」

 そして、最後に日本のファンにメッセージをとお願いすると、間髪入れずに「もちろん」と快諾。丁寧かつ優しい言葉を送ってくれた。

「日本のすべてのファンの皆さん、皆さんには在籍した4年間、私や私の家族をとても歓迎していただき、素晴らしい雰囲気を作っていただきました。本当にありがとうございました。今はポーランドでザクサの一員としてプレーしています。私たちの試合はVolleyballTVで見ることができるので、ぜひ応援よろしくお願いします。(ポーランドリーグは)とても面白いリーグです。先のことはまだ分かりませんが、また近いうちに皆さんと直接お会いできることを楽しみにしています。バイバイ!」

 名だたる各国のスター選手たちが集まっているSVリーグ。そのSVリーグでプレーすることこそなかったものの、その礎には間違いなくクレクが残した4シーズンが刻み込まれている。

取材:トシキ