セリエA後半戦の初戦となる第12節が日本時間の16日に行われ、大塚達宣が所属するミラノは、11節を終えた時点で3勝8敗のターラントと対戦し、3ー0(25ー21、25ー19、25ー21)のストレートで勝利した。これでミラノは7勝5敗とし、現在6位につけている。
大塚はベンチスタートとなった第1セット、序盤ターラントに一歩リードを許すが、徐々にブレイクを重ね追い上げるミラノ。中盤で追いつき、3連続ポイントを奪ったミラノが逆転、そのままの勢いでこのセットを勝ち切り先取する。
2セット目、序盤からブレイクを成功させたミラノがリードを保ったまま試合が進む。終盤、21-16とリードする場面で大塚がコートイン。後衛ではボールを落とすまいと懸命にボールを追う姿を見せる。そしてミラノがセットポイントを握った場面で前衛に上がってきた大塚がクロスに強烈なスパイクを叩き込み得点して締めくくり、ミラノが連取し勝利に王手をかける。
そして3セット目、序盤2点差をつけられた場面で大塚がコートイン。鋭いサーブで相手を崩すとそのボールがラリーとなり、ブレイクに成功。またラリー中にセカンドボールをそのままバックアタックで決めるなど、会場を沸かせるプレーを見せる。その後も強烈なバックアタックでブロックアウトを取るなど、今まで以上にダイナミックなフォームで攻撃を重ねる。その後もミラノは手を緩めることなくリードを保ち、最後は大塚の強いサーブから相手のスパイクがミスとなり、今試合ストレートでの勝利となった。
2、3セット目、途中交代からセットの最後までコートに立った大塚がサーブで、そしてスパイクで活躍を見せた試合になった。
次戦の第13節は、23日(月)2:00より、現時点で7勝4敗で4位につけるチヴィタノーヴァとアウェーで対戦する。その前のチャンピオンズリーグでは19日(木)3:30よりオーストリアのチロル・インスブルックとホームで戦う。
■試合結果
ミラノ 3-0 ターラント
第1セット 25-21
第2セット 25-19
第3セット 25-21