2024年12月27日(金)より、『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』展が東京の松屋銀座8階イベントスクエアでスタートする。その開幕前夜、主人公・日向翔陽役の声優を務める村瀬歩さんと、ハイキューファンで知られる東京グレートベアーズの柳田将洋をゲストに迎え、内覧会と会見が行われた。
『ハイキュー!!』は2012年に週刊少年ジャンプで連載スタート。連載が開始され、バレーボールに懸ける高校生たちの熱い青春ドラマが人気を博しており、今年2月に公開された劇場版『ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』では、原作の中でも特に人気の高い春高3回戦、烏野高校と音駒高校の戦いが描かれ、国内興行収入115億円、世界興行収入200億円を記録していた。
今回の展覧会では、映画の世界観を忠実に再現した展示や貴重な制作資料を公開。12月27日から2025年1月22日までの銀座開催を皮切りに、3月には金沢、4月には大阪でも行われる予定だ。
日向翔陽役を務めて11年目となる村瀬さんは、本来のアニメ1話(約22分)は約5時間で収録を行うところ、アニメ約4話分にあたる85分の今回の映画を1日で録り終えるという過酷なスケジュールだったことを明かしつつも「めちゃくちゃ疲労困憊して、いつもよりもさらに過酷な環境に置いたことで、よりリアルな体の疲れとか精神的な疲労が表現されたんじゃないかなとか、そういうことも思っています」と、長丁場となった撮影がよりリアリティに繋がっているのではないかとした。
そして「本当に素晴らしい劇場を作ってくださった、いろんな方の努力の賜物ですので、こうしてこういう場所に呼んでいただけたのをとても光栄に思っております」と今回のゲストとしての参加を喜んだ。
一方、自身も東洋高校時代に春高に出場し優勝した経験も持つ柳田。「僕自身も高校バレーをやっていて、その世界観を本当にそのまま再現してるような場所もあった。細かいところではホームエンドで関係者の人が見ていたり、そういった細かいところまで再現しているので、半分ファンとして見ながら、そういうこともあったなと思い出しながらも見ていたので、いろんな心境の中で映画を拝見させていただきました」と映画を振り返った。
また、「バレーボール選手としてハイキューを見ることが多い」という柳田。作品内で音駒高校の孤爪研磨の視点で描かれるプレーシーンについて、「僕は当たり前のように練習とか試合で見てきた風景なんですけど、これをアニメで見ることがあったっけと、ものすごい新しさというか、逆に意外だなと思って、見ていてすごく感動しました」と驚いていた。
展覧会ではオリジナルグッズの販売も行われるが、村瀬さんのお気に入りは、主要キャラクターが描かれた缶入りいちご染みチョコ。黒基調の実用性のあるデザインに「ペン立てや小物入れとしても使える」とおすすめしていた。
一方の柳田のおすすめはキーホルダー。チームメイトたちと遠征時のバックが同じデザインのためよくどれが自分のものか分からなくなることがあるとし、「ハイキュー好きもアピールできるし、自分のものだと分かる」とバレーボール選手ならではの観点でグッズを選んでいた。
最後に、柳田は「『ハイキュー!!』の影響でいろんな人がバレーボールを始めるきっかけになっていると思いますし、実際にそういった話も僕の耳に入ることはたくさんあるので、そういったところも感謝をしながら、僕自身も引き続き『ハイキュー!!』と一緒にバレーボールを盛り上げていけるように頑張りたいなと思っています」と、『ハイキュー!!』効果を実感するとともに、さらに盛り上げていくとした。
『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』展は、2024年12月27日(金)から2025年1月22日(水)まで松屋銀座8階イベントスクエアにて行われ、3月に金沢、4月に大阪でも行われる予定だ。