SV.LEAGUE WOMEN (SVリーグ女子)のNECレッドロケッツ川崎は27日、リベロの藤井莉子(25)が中国の天津渤海銀行女子バレーボールクラブへ約2ヵ月間にわたり期限付き移籍することを発表した。クラブ公式サイトが伝えている。
今回の期限付き移籍が初の海外挑戦となる藤井は、松蔭大学を卒業後の2021年にNECレッドロケッツ(現・NECレッドロケッツ川崎)に入団。今季もここまでSVリーグ11試合と皇后杯1試合に出場。SVリーグではサーブレシーブ成功率46.2%という数字を残していた。
藤井が加入する天津渤海銀行女子バレーボールクラブは、17日から22日にかけて行われた2024年FIVB女子世界クラブ選手権で準優勝を収めた中国の強豪クラブ。国内リーグでも2019ー20シーズンから5季連続で優勝を果たすなど圧倒的強さを誇り、所属選手には女子中国代表の若手エース、リ・エイエイやミドルブロッカーのオウ・エンエンが在籍している。
なお、今回の契約期間は2024年12月23日(月)から2025年3月1週目までを予定しているとのこと。
藤井はクラブ公式サイトを通じて以下の通りコメントを発表している。
「いつも沢山の応援ありがとうございます。今回このような挑戦をする機会を頂き、本当にありがたく思っています。この挑戦をするにあたって、チームをはじめ、沢山の方のご理解とご協力に感謝申し上げます。ありがとうございます」
「中国はアジアNo.1の国であり、圧倒的なオフェンス力がある国です。その中国のバレーボールを肌で感じ、自分のディフェンス力に磨きをかけることは自分のバレーボールキャリアに必ずプラスになると思い、今回の決断に至りました」
「約2ヶ月という短い期間、レギュラーシーズン中にチームを離れてしまうことは迷惑をかけてしまうことになりますが、その分沢山の学びを経て成長した姿で戻って来れるように頑張ります。レッドロケッツを背負って、リーグ優勝に貢献できるように全力を尽くしてきます!レギュラーシーズンはこれからもまだまだ続きます。引き続きNECレッドロケッツ川崎へ、沢山のご支援・ご声援をよろしくお願いします」