[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 16日にセリエA女子の第18節が行われた。

 今シーズンのセリエA女子には、日本代表で活躍するノヴァーラのアウトサイドヒッター(OH)石川真佑、コネリアーノのセッター(S)関菜々巳、ミラノのリベロ(L)福留慧美が所属している。

 石川所属のノヴァーラは、前回の対戦でセットカウント3ー1と勝利を収めているクーネオと対戦。石川はスタメン起用となった。第1セットの序盤は相手のオフェンスに対応できず、リードを許したノヴァーラ。しかし中盤から終盤にかけて徐々に点差を縮めたノヴァーラは、先に相手にセットポイントを握られるもブロックポイントでデュースに持ち込み、逆転でセットを先取する。

 続く第2、第3セットは共に相手に先行される入りとなり、終盤に一時は逆転したノヴァーラだったが流れを掴み切れず。第3セットでは先にセットポイントを握りながらもノヴァーラは2セットダウンとなった。後がない第4セットは序盤からノヴァーラが食らいつく。石川も1枚ブロックを決めるなど波に乗っていたノヴァーラだったが、サイドからのスパイクが相手にブロックされたところから流れが変わる。その後逆転を許し、何とか終盤まで食い下がったノヴァーラだったが力及ばず1ー3で敗戦。要所で得点しながらもスパイク決定率29%と伸び悩んだ石川はこの試合11得点となった。

 関所属のコネリアーノは、前回の対戦でストレート勝利を飾ったヴァッレフォリアと対戦した。なお、関はベンチスタートとなった。第1、第2セットはコネリアーノがここまで無敗の実力を遺憾なく発揮。序盤から大きくリードするとその後も主導権を握り、危なげなくセットを連取する。

 しかし第3セット、ブロックポイントで勢い付いた相手にこの試合初めて先行される。その後のコネリアーノは、13ー13で同点とするがそこから相手に4連続ポイントを許す。すると13ー17と劣勢の場面で関がコートイン。短い間の出場となったがネットインサーブを飛び込んで拾う姿やフットワークの軽いトスも見られた。終盤にかけて追い上げたコネリアーノだったがこのセットは相手に奪取される。続く第4セット、序盤の拮抗した展開から中盤に前に出たコネリアーノは点差を大きく広げていく。20ー14の場面には2枚替えで再び関が登場。23ー16で交代となるも勝利に繋げるトスワークを披露し、チームは17勝目をあげた。

 福留所属のミラノは、前回の対戦でフルセットの末に勝利したフィレンツェと対戦。福留はベンチスタートとなった。第1セットは序盤の拮抗した展開から、相手のミスもあり中盤に抜け出したミラノがセットを先取する。続く第2セットは相手に一歩リードされるも1点を取り合う入りとなった。途中、点差を広げられる場面もある中で1点差まで迫ったミラノだったが、最後は相手のサービスエースで第2セットを落とす。その後第3セットを25ー17と危なげなくミラノは第4セット序盤、一進一退の攻防となる。しかし中盤にミラノが一歩前に出ると17ー17で同点に追いつかれながらも終盤再びリードを奪い、セットカウント3ー1で勝利を収めた。なお、福留の出場はなかった。

 次戦の第19節では、19日(日)2:00より関所属のコネリアーノがスカンディッチと、福留所属のミラノが同日4:30よりペルージャと対戦する。石川所属のノヴァーラは20日(月)1:00よりフィレンツェとの対戦となっている。

■試合結果

・石川真佑(ノヴァーラ)
vsローマ(●1-3)
先発出場

・関菜々巳(コネリアーノ)
vsヴァッレフォリア(〇3-1)
途中出場

・福留慧美(ミラノ)
vsフィレンツェ(○3-1)
出場なし