©SV.LEAGUE

 大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)第13節GAME1、東京グレートベアーズと日本製鉄堺ブレイザーズの対戦が有明コロシアムで18日(日)に行われた。

 現在、東京GBは15勝9敗で5位、日鉄堺BZは7勝15敗で7位につけている。前回の対戦となる第7節では東京GBが2連勝しており、日鉄堺BZが東京GBに対してどんな戦い方をするのか楽しみな一戦だ。

 東京GBはアウトサイドヒッター(OH)にアレックス・フェレイラと後藤陸翔、ミドルブロッカー(MB)に大竹壱青と伊藤吏玖 、セッター(S)に今橋祐希、オポジット(OP)にマチェイ・ムザイ、(L)に古賀太一郎をスタメンに起用した。

 対する日鉄堺BZはOHに安井恒介とルチアーノ・パロンスキー、MBに竹元裕太郎と蔡沛彰、Sに江藤巧、OPにシャロン・バーノン エバンズ、Lに森愛樹と堀江友裕を起用した。

 第1セットは序盤から点を交互に取り合う接戦。大砲バーノンにトスを集めて得点を重ねる日鉄堺BZに対して、レシーブで粘り、ラリーを取りきる東京GB。東京GBは流れを掴みかける場面はいくつも見られたが、ミスが重なり中乗り切れない。20点を越えた大事な場面で日鉄堺BZのパロンスキーがサービスエースを取りついに逆転。最後は東京GBのミスで日鉄堺BZがセットを先取した。

 続く第2セット、今度は日鉄堺BZにミスが出て東京GBが一歩リードする展開。日鉄堺BZは安井が躍動。サーブで相手を崩すと自らバックアタックで得点しブレイク。前を行く東京GBの背中を掴みかける。対する東京GBは後藤が躍動。コート外からの難しいトスも得点につなげ、チームに勢いをもたらす。東京GBが先にセットポイントを握ると、最後は今橋と伊藤の華麗なBクイックで第2セットを締めくくった。

 第3セットは東京GBが驚異の4連続得点でブレイク。スタートで離されたくない日鉄堺BZはすぐさまタイムアウトを取り、立て直しを図る。バーノンにトスを集めて一時は3点差まで詰めるも、その後東京GBに5点をリードされその差をなかなか詰めることができない。セット終盤に守備で粘りを見せ3点差まで追い詰めたが、このセットは終始落ち着いて冷静なプレーをみせた東京GBがリードを保ったまま、第2セットに続きこのセットも連取した。

 勝負の第4セットは、またもや序盤から東京GBがリードする。東京GBは選手の活躍はもちろんだが、カスパー・ヴオリネン監督がチャレンジシステムを5度も成功させ、チームの勢いを加速させている。最後は日鉄堺BZのサーブミスで東京GBが勝利し、東京GBはランキングを1つあげ、4位につけた。

 第1セットを日鉄堺BZに取られた東京GBだったが、ブロックポイントと、ムザイ・後藤のアタック決定率が光り、見事逆転勝利を収めた。明日19日も同じく有明コロシアムにて東京グレートベアーズと日本製鉄堺ブレイザーズが対戦する。

 第2セットと第3セットのセット間には、2025年1月5日~1月12日に開催された春高バレーで優勝した男子の駿台学園高等学校と女子の共栄学園高等学校がアリーナに登場。チームメイトにまつわるインタビュアーの質問に、選手たちが〇×形式で回答し観客を沸かせた。

■試合結果

東京GB 3ー1 日鉄堺BZ

第1セット 23ー25
第2セット 25ー21
第3セット 25-21
第4セット 25ー20