[写真]=Lega Pallavolo

 日本時間の2月3日に、セリエA男子の第18節が行われた。

 今シーズンのセリエA男子には、日本代表で活躍するペルージャのアウトサイドヒッター(OH)石川祐希、ミラノのOH大塚達宣に加え、大阪ブルテオンからチステルナにレンタル中のOH垂水優芽が在籍している。

 前節、前々節と黒星が続いた石川が所属するペルージャは、前節終了時点で11位のターラントと対戦。石川は先発出場し、どのセットも出だしこそ拮抗した展開となったが、要所でのトスは石川に託され期待に応えるスパイクが冴えわたり得点を重ねると、石川は両チーム最多の14点を獲得。チームはストレートで勝利し、ペルージャは連敗をストップさせるとともに16勝目を飾り首位の座を守った。

 大塚が所属するミラノは、ここまで4勝13敗のグロッタッツォリーナと対戦。終始拮抗した展開となり、第1セットを落としたミラノは第2セット、30点台にのる長丁場のセットを奪ったが、3セット目は取り返され、4セット目を取り返してフルセットにもつれ込む。大塚は第3セット終盤と、第5セット序盤に守備固めとして投入されるも、5セット目にコートに立った直後にはパイプ攻撃で得点を挙げた。最後まで激しい攻防となる試合だったが終盤にグロッタッツォリーナがミラノのスパイクをブロックで仕留め、セットカウント2ー3でミラノは敗戦を喫した。

 前節にフルセットを制し連敗を止めた垂水所属のチステルナは、すぐ前を走るモデナと対戦。垂水は今シーズン初のスタメン起用となり、序盤から多彩なスパイクで得点を重ねる。1セット目を先取したチステルナだったが、2セット目は取り返され、セットの取り合いでフルセットにもつれる。5セット目序盤にリードを奪われ追いかける展開となるが、終盤に逆転に成功、最後は垂水のサーブで崩して得点しチステルナの勝利となった。垂水は試合を通してスパイクだけでなく、サーブやブロックでも貢献し、初のフル出場を果たしMVPにも選ばれた。

 次回の第19節、首位を走るペルージャは10日(月)の0:00に9位につけるグロッタッツォリーナと、2:00にチステルナは最下位となっているターラントと、3:00にミラノは10位のパドヴァと対戦する。

■試合結果

・石川祐希(ペルージャ)
vsターラント(○3-0)
スタメン出場で14得点

・大塚達宣(ミラノ)
vsグロッタッツォリーナ(●2-3)
途中出場で1得点

・垂水優芽(チステルナ)
vsモデナ(〇3-2)
シーズン初の先発フル出場で13得点、MVP獲得