※写真は2025年2月2日撮影©SV.LEAGUE

 大同生命SV.LEAGUE WOMENの第15節GAME2が9日(日)に行われ、照葉積水ハウスアリーナにてSAGA久光スプリングスとヴィクトリーナ姫路が対戦した。

 今シーズン唯一の福岡県開催となった今節、SAGA久光と姫路の対戦。昨日に行われたGAME1ではホームのSAGA久光が3ー1で勝利を収めている。なお、ここまでの対戦成績は皇后杯の決勝を含め、姫路が3勝1敗と勝ち越している。

 SAGA久光はアウトサイドヒッター(OH)に北窓絢音と深澤めぐみ、ミドルブロッカー(MB)に荒木彩花と平山詩嫣、セッター(S)に栄絵里香、オポジット(OP)にステファニー・サムディ、リベロ(L)に西村弥菜美をスタメン起用。昨日のGAME1からOHをグレタ・ザックマリーから深澤に変更した布陣となった。

 対する姫路はOHに井上愛里沙とチャッチュオン・モクシー、MBに宮部藍梨と伊藤麻緒、Sに柴田真果、OPに田中咲希、Lに森田茉莉をスタメン起用。GAME1からOPをアナ・ルイーザ・フヂゲルから田中に、Sを櫻井美樹から柴田に変更している。

 第1セットは序盤、両サイドからの攻撃でラリーを制す姫路が、連続ポイントで9ー3とリードを奪う。姫路がダブルスコアをつけて迎えたテクニカルタイムアウト後、食い下がるSAGA久光は選手交代を行い、点差を3点差まで縮める。しかし、サーブの走る姫路はすかさず流れを握り返し、MBを交えた攻撃で再びリードを広げる。終盤はSAGA久光にミスも増え、最後はブロックポイントで姫路がセットを先取する。

 SAGA久光が、OHを北窓からGAME1のPOMであるザックマリーに変更して始まった第2セット。序盤は一進一退の攻防となったが、スパイクミスの多いSAGA久光に対し、ブロックアウトで得点を重ねる姫路が前に出る。SAGA久光がロングラリーを制し14ー14で同点に追いつくと、その後はサイドアウトを取り合う展開に。しかしブロックポイントで抜け出したSAGA久光は20点以降、サムディのサーブからザックマリーのスパイクで点差を広げる。食らいつく姫路が1点差まで詰め寄ったものの、SAGA久光が25ー23でセットを取り返す。

 第3セットは拮抗した入りとなるが、井上のサーブから一歩前に出た姫路が12ー10とリードを保ち、テクニカルタイムアウトに入る。中盤はトータルディフェンスでSAGA久光の攻撃を阻む姫路が流れを掴み、一気に点差を広げていく。7点リードで先に姫路が20点目に乗せると、対するSAGA久光は選手交代で流れを変えにかかったが、波に乗る姫路が10点差をつけ、第3セットを取る。

 SAGA久光がスタートからMBを平山から渡邊彩に変更、OPに長岡望悠を起用した第4セット。一時は姫路がリードを奪うも、序盤から中盤にかけては競った展開で試合が進む。終盤まで互いに選手交代を駆使し一進一退の攻防が続く中、姫路が好調な井上とチャッチュオンを中心に得点し、21ー19とリードする。その後もサイドアウトを重ねた姫路が先にマッチポイントを握るも、負けられないSAGA久光は長岡のスパイクでデュースに持ち込む。27点目をブロックで取り、セットポイントとしたSAGA久光が、最後はザックマリーのスパイクで第4セットを奪う。

 最終第5セットは、ブロックポイントや深澤のサービスエースでSAGA久光が先行する。姫路が緩急をつけたオフェンスで点差を縮めるも、SAGA久光の2点リードでコートチェンジとなる。ホームの声援を背に勢い付いたSAGA久光はリードを保ち、終盤に入ると10点以降にスパイクミスが増えた姫路は乗り切れず。最後はザックマリーの1枚ブロックで第5セットを取り切ったSAGA久光が、フルセット勝利を収めた。

 先に2セットを奪われながらもホームの声援を力とし、長岡や渡邊、ザックマリーなど途中出場したベテランがチームを鼓舞したSAGA久光がホーム2連勝を飾った。次戦は2月15日(土)にYMITアリーナにて東レアローズ滋賀とのアウェー戦、姫路の次戦は2月15日(土)に大田区総合体育館にて大阪マーヴェラスとのアウェー戦となっている。

■試合結果

SAGA久光スプリングス 3ー2 ヴィクトリーナ姫路

第1セット 18―25
第2セット 25―23
第3セット 15―25
第4セット 28―26
第5セット 15―11