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 大同生命SV.LEAGUE MENの第16節GAME2が20日(木)に行われ、国立代々木競技場第二体育館にて東京グレートベアーズと東レアローズ静岡が対戦した。

 平日開催のナイターゲームとなったこの対戦カード。昨夜に行われたGAME1はフルセットの激闘の末、東レ静岡が勝利を収めている。東京GBはチャンピオンシップ進出に向け、ホーム2連敗は避けたいところ。一方、GAME1の勝利で連敗を6でストップした東レ静岡は敵地で連勝となるか。

 東京GBはアウトサイドヒッター(OH)に後藤陸翔とアレックス・フェレイラ、ミドルブロッカー(MB)に大竹壱青と伊藤吏玖、セッター(S)に今橋祐希、オポジット(OP)にマチェイ・ムザイ、リベロ(L)に古賀太一郎をスタメンに起用し、GAME1と同様の布陣で挑んだ。

 対する東レ静岡はOHに重藤トビアス赳と楠本岳、MBに上條レイモンドと西本圭吾、Sに新貴裕、OPにアラン・ソウザ、Lに武田大周をスタメンに起用。GAME1からMBを難波尭弘から上條に変更した。

 第1セットは互いが粘りのあるディフェンスを見せ、ラリーの続く競った入りとなる。2連続ブロックポイントで前に出た東レ静岡の2点リードで迎えたテクニカルタイムアウト明け、東レ静岡は新の的を絞らせないトスワークからテクニック光る楠本のスパイクを中心にリードを保つ。しかし古賀を軸とした好ディグから得点を重ね、食い下がる東京GBは17ー17で同点に追いつく。以降はサイドアウトの応酬となる中、フェレイラのサーブから21ー20と逆転に成功した東京GBはリードそのままにセットを先取する。

 東レ静岡がMBを上條から難波に変更した第2セット。序盤は後藤の2連続サービスエースで勢い付いた東京GBが先行する。その後もブロックポイントなど勢いの増す得点でリードを広げる東京GBは、リベンジへの熱意が伺えるディフェンスで攻撃機会を作り、その差を4点まで広げる。一方の東レ静岡は西本のブロックポイントで1点差まで迫ったものの、すかさず大竹がサービスエースで再び東京GBに流れを引き寄せる。アランにトスを集め始めた東レ静岡は選手交代も行い、流れを変えたいところだったが、終盤にかけてリードを広げた東京GBがムザイを中心に得点を重ね、セットを連取する。

 東レ静岡がスタートからOHに山田大貴と、第2セット途中から出場している藤中優斗を起用した第3セットは序盤、一進一退の攻防となる。東レ静岡にスパイクアウトでの失点が増えたことで、前に出た東京GBの2点リードでテクニカルタイムアウトを迎える。しかし、東レ静岡が2連続ブロックポイントで逆転すると中盤は拮抗した展開に。終盤に差し掛かった場面、後藤のサービスエースで東京GBが再びリードを奪い、流れが傾くと焦りからか東レ静岡にミスが増える。20点目以降、両サイドからの攻撃で食い下がった東レ静岡だったが、流れを渡さなかった東京GBは第3セットを取り切り、ストレート勝利を収めた。

 GAME1の悔しい敗戦から一夜。キャプテンでリベロの古賀を中心に、チーム全体としてボールを落とさないという強い気持ちが現れたディフェンスと、流れを左右する場面でサービスエースやブロックポイントをあげた東京GBが雪辱を果たす結果となった。

 東京GBの次戦は3月1日(土)に有明コロシアムにて大阪ブルテオンとのホーム戦、東レ静岡の次戦は3月1日(土)にこのはなアリーナにてヴォレアス北海道とのホーム戦となっている。

■試合結果

東京グレートベアーズ 3ー0 東レアローズ静岡

第1セット 25―23
第2セット 25―21
第3セット 25―22