セリエA男子の第21節が日本時間の23日(日)に行われ、大塚達宣が所属するミラノと垂水優芽が所属するチステルナと対戦し、3ー1(25ー22、25ー23、20ー25、25ー23)でミラノが勝利した。
ミラノの大塚は第2セット途中から出場し、第3、4セットはスタートから出場した。一方、チステルナの垂水は第3セット途中から出場。第4セットはスタメン出場と日本人対決が実現した。
第1セット、大塚と垂水はともにベンチスタート。序盤から点を取り合うシーソーゲームとなる。ミラノは日本のジェイテクトSTINGS(現・ジェイテクトSTINGS愛知)でもプレー経験のあるマテイ・カジースキを中心に得点を重ねる。対するチステルナはオポジット(OP)のテオ・フォールなどが得点を稼ぐもミラノが終盤に抜け出して第1セットを先取した。
第2セット、序盤はチステルナがリードする展開で試合が進んでいく、ミラノは9ー12の場面で大塚を投入し守備を固める。大塚はバックアタックを決め切り今試合ファーストポイントを奪うと、前衛ではストレートに鋭いスパイクを決めるなど活躍を見せる。終盤、チステルナが追い上げを見せるも、ミドルブロッカーのジョーダン・シュニッツァーが鋭いスパイクをコートに叩き込み第2セットもミラノが獲得した。
続く第3セット、大塚はスタートから出場するも相手のディフェンスにスパイクが阻まれ得点を獲得できず、カジースキと交代となる。中盤リードを奪ったのはチステルナ。11ー13の場面で垂水が投入される。中盤から流れを掴んだチステルナは最大6点のリードを奪い試合の主導権を握る。垂水はミラノのOPフェレ・レガースに1枚でシャットアウトされるも、次のラリーでは垂水がレガースをブロックでシャットアウト。最後は垂水が強烈なサーブでミラノのレシーブを乱し、相手のミスでチステルナがセットを取り返した。
第4セット、大塚と垂水はともにスタートから出場。垂水は冷静に相手のブロックを利用しリバウンドをとると、自分で処理し味方の攻撃につなげるなど献身的なプレーでチームに貢献。試合中盤、スパイクがブロックされると垂水はベンチへと下がる。対する大塚は自分でレシーブを返すとそのまま攻撃へ。相手選手のレシーブを弾き飛ばし得点。最後はミラノのOPレガースがスパイクを叩き込み25ー23で第4セットを勝ち取り、3ー1でミラノが勝利を収めた。
この試合、大塚は計8得点、垂水はブロックポイントを含む2得点をマークした。
ミラノは前節のペルージャ戦の負けを引きずることなく勝利し6位をキープ。チステルナはこれで4連勝後に2連敗となり、リーグ8位につけている。
次戦の第22節で、3月3日(月)2:00からミラノはモデナと、チステルナは同日時にモンツァと対戦する。
■試合結果
ミラノ 3ー1 チステルナ
第1セット 25ー22
第2セット 25ー23
第3セット 20ー25
第4セット 25ー23