[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 セリエA女子の第24節が日本時間の24日(月)に行われ、石川真佑が所属するノヴァーラはベルガモとアウェイで対戦し、セットカウント3—2(26ー28、25—10、25ー21、22—25、17ー15)でノヴァーラが勝利した。

 石川が第21節以来のスタメン出場となった第1セット。ノヴァーラは粘り強いディフェンスで入りから連続ポイントを奪い、8ー1と大きくリードを広げる。石川もフェイントをパンケーキで拾う姿や、サービスエースを決めて見せた。ノヴァーラは以降もポイントを重ね、中盤までその差を保つ。しかし終盤に差し掛かった場面、相手に4本のサービスエースと2本のブロックを含む8連続ポイントを奪われ、21ー19まで迫られるとその後は流れを取り戻せず、デュースに持ち込まれる。セットポイントを取り合う中、最後は相手のスパイクが決まり、大逆転でセットを取られる。

 続く第2セットは石川が鋭いクロススパイクで先制点を決める。第1セットと同様リードする入りとなったノヴァーラは中盤にかけて徐々に点差を広げていく。石川は相手を崩すサーブや、ブロックを利用したスパイクなどで得点に繋げた。ブロックポイントを量産し、20ー8と大きくリードしたノヴァーラは終盤に入っても集中を切らさず、25ー10と大差でセットを取り返す。石川はレセプションを固めるためレシーバーの選手と交代する場面もあったものの、託されたトスを得点にした。

 第3セットも序盤、これまでと同様にノヴァーラが先行する。点差が広がったのは中盤。止まらないブロックポイントから流れを掴んだノヴァーラが15ー8とする。以降も逆転を許さなかったノヴァーラはこのセットを物にする。

 2セットダウンの相手にとって後がない第4セットは序盤ノヴァーラが前に出たものの、11ー11で同点になるとその後は一進一退の攻防に。中盤も互いに譲らず試合が膠着状態となる中、20点目以降に連続ポイントでリードを奪った相手がセットを取り、試合の行方は最終第5セットへ。このセット、打数が少なかった石川は勝負所で託されたボールをブロックされるという悔しい結果となった。

 運命の第5セット、ノヴァーラは相手に3連続ポイントを取られる苦しい入りとなったが、4ー4で同点に追いつくとその後は競った展開となる。石川は相手の高い壁の前に立て直すことができずブロックに捕まる場面も増えていった。10点を超えても1点を取り合う展開が続く中、ノヴァーラはブロックでマッチポイントを取るも、試合はデュースに。しかし最後はサーブで崩したところからスパイクを決め切ったノヴァーラがセットを取り切り、フルセットの末、勝利を収めた。

 石川はチーム4位の11得点を獲得。序盤はキレのあるスパイクや相手を崩すサーブを見せた石川だったが、後半に行くにつれ相手のブロックに苦しんだ。勝利したノヴァーラは4位をキープしている。残り2戦となったレギュラーラウンド。ノヴァーラは次の第25節で、2月27日(木)4:30からヴァッレフォリアと対戦する。

■試合結果

ノヴァーラ 3―2 ベルガモ

第1セット 26ー28
第2セット 25—10
第3セット 25ー21
第4セット 22—25
第5セット 17ー15