欧州チャンピオンズリーグのプレーオフ2ndレグが26日(水)に行われ、大塚達宣が所属するミラノはイタリアのブスト・アルシーツィオにて、トルコのハルクバンク・アンカラと対戦した。
準々決勝進出をかけて行われるプレーオフ。12日(水)にアウェーで行われた1stレグをセットカウント1ー3で落としていたミラノにとってはホームで逆転を目指す試合となった。
その第1セット、大塚はベンチスタートとなった。スタートは拮抗した点の取り合いになるものの、ブロックとサーブで攻め流れに乗ったミラノがブレイクを成功させると、15ー8と7点のリードを奪う。その後も相手にはブレイクを与えず、ミラノのペースで終盤まで進むと25ー16の大差で先取する。
続く第2セット目は1セット目とは一変、終盤まで一進一退の攻防が続く。念願のブレイクで先に20点目を取ったミラノだったが、直後に3連続失点で20ー21と逆転を許す。そこからさらにサイドアウトの応酬でデュースに突入するが、24ー24の場面から一気に3連続でポイントを奪ったミラノが、接戦となったこのセットを制し、勝利に王手をかける。
注目の第3セット、序盤はお互いに点の取り合いが続くが、その攻防から先に抜け出したのはハルクバンク・アンカラ。14ー19と5点のリードを奪うが、この試合を通して相手に完全に流れを渡さないミラノが、直後に追い上げを見せ、20ー20の同点に追いつく。しかし後がないハルクバンク・アンカラが意地を見せ、23ー25とセットを取り返した。
第4セット目、序盤の僅かなリードを最後まで保って試合を進めたいミラノだったが、中盤16ー17と逆転を許す。その後はお互いに集中力を見せ、サイドアウトを取り合いながら20点台に突入する。ミラノが2連続ポイントを取ると直後に相手も2連続ポイントを奪い返すという拮抗した展開になる中、今試合2度目のデュースとなるが、最後の最後でミラノがブレイクを取り切り、28ー26でこのセットを制し、セットカウント3ー1で勝利をあげた。
ホーム&アウェーで2戦を戦い、勝利したチームが準々決勝へ進むが、1stレグはハルクバンク・アンカラが勝利、2ndレグはミラノが勝利し1ー1となったプレーオフ。準々決勝への進出をかけて、15点マッチのゴールデンセットが2ndレグ試合終了後すぐに執り行われた。
そのゴールデンセット、スタートからミラノがブレイクを重ねリードする。11ー9と2点差を保ち、あと4点をとれば勝利というところで、ハルクバンク・アンカラが流れを掴んで追い上げを見せ、4連続ポイントを獲得し11ー13と逆転。その後もサイドアウトをきっちり取り切ったハルクバンク・アンカラが15点目を取り、13ー15でミラノは逆転負けを喫し、準々決勝進出を逃すこととなった。
大塚は守備固めとして、2ndレグでは3セット目以外のセットで途中出場、ゴールデンセットでも途中出場するも得点には絡まずだった。ミラノにとっては2回のデュースを制し2ndレグで勝利していただけに、準々決勝進出を決めるゴールデンセットでは悔しい逆転負けとなった。
■試合結果
▼2ndレグ
ミラノ 3ー1 ハルクバンク・アンカラ
第1セット 25ー16
第2セット 26ー24
第3セット 23ー25
第4セット 28ー26
▼ゴールデンセット
ミラノ 13ー15 ハルクバンク・アンカラ