セリエA女子の第25節が日本時間の26日(水)に行われ、関菜々巳が所属する首位のコネリアーノは、ここまで6勝18敗のフィレンツェと対戦し、セットカウント3—1(21ー25、25—22、25ー15、25—23)で勝利した。
関はベンチスタートとなった第1セット、序盤にコネリアーノがブレイクを重ね14ー11とリードするも、じりじりと追い上げを見せるフィレンツェ。ついにコネリアーノは17ー18と逆転を許し、さらにその直後、粘り強い守備で攻撃に繋げ、サーブで攻めたフィレンツェが完全に流れに乗る。4点のリードを得たフィレンツェがそのままサイドアウトを取り切り、21ー25で先取する。
続く第2セット、1セット目と同じく序盤はコネリアーノがブレイクを重ねて先行し試合が進む。しかし中盤にまたしてもフィレンツェがその点差を詰めていく。しかしコネリアーノも1セット目の二の舞にはなるまいと意地を見せ、20点目以降に連続ポイントを取ったコネリアーノが逃げ切り、25ー22でセットを取り返す。
第3セットは序盤からブロックを機能させたコネリアーノが流れを掴むと、終盤までコネリアーノのペースで試合が進み、25ー15の大差でセットを取る。
そして第4セット、後がないフィレンツェはコネリアーノのスパイクミスが重なったことも相まって、今試合初めて序盤に前に出る。中盤、8ー11とコネリアーノが2点を追いかける場面で関がコートイン。緩いサーブで相手のレシーブを乱し、サービスエースを決める。また強いスパイクや前に落とされたフェイントを走りこんで拾うなど、守備でもチームに貢献。それでもコネリアーノはなかなか2点差を縮められず、14ー16の場面で再び関はベンチに下がる。先に20点目を取ったのもフィレンツェだったが、コネリアーノはそこから追い上げを見せ、また相手のスパイクミスもあり、23ー22と逆転に成功。先行したコネリアーノがマッチポイントを掴むと、最後はブロックで相手のスパイクを叩き落し、25ー23でこのセットを制し、3ー1で勝利を飾った。
これで開幕から25連勝のコネリアーノ。次戦は3月2日(日)4:30から、第24節が終わった時点で7勝17敗としているペルージャと、全勝をかけてレギュラーラウンド最終戦を戦う。
■試合結果
コネリアーノ 3ー1 フィレンツェ
第1セット 21ー25
第2セット 25ー22
第3セット 25ー15
第4セット 25ー23