26日から27日にかけてセリエA女子の第25節が行われた。
今シーズンのセリエA女子には、日本代表で活躍するノヴァーラのアウトサイドヒッター(OH)石川真佑、コネリアーノのセッター(S)関菜々巳、ミラノのリベロ(L)福留慧美が所属している。
石川が所属するノヴァーラは24節終了時点で10勝14敗のヴァッレフォリアと対戦。石川は途中出場で全セットに出場し、フルセットを戦った。1セット目を取るも、序盤の立ち上がりに苦しんだノヴァーラは2、3セット目を連続で落とす。しかし4セット目を大差をつけて取ると、最終5セット目は拮抗した試合展開の中で終盤に流れを掴み、フルセットを制し勝利を飾った。石川はブロックポイントを含む10得点をあげた。ノヴァーラはこの勝利で19勝6敗の4位につけている。
関が所属するコネリアーノはここまで6勝18敗のフィレンツェと対戦。セットカウント2-1でコネリアーノが勝利に王手をかける中、4セット目は序盤に相手が先行する。関は劣勢の場面で途中出場し、サービスエースを決めてチームに貢献。その後再びベンチに下がるも、終盤で逆転に成功したコネリアーノが最後は逃げ切って勝利を手にし、開幕からの連勝記録を25に伸ばした。
福留が所属するミラノは、すぐ前を走る2位のスカンディッチとの直接対決。1セット目は出場機会のなかった福留だったが、2セット目途中から出場を果たし、白熱のフルセットに奮闘した。サービスエースを取られる場面もあったが、サーブレシーブは24本受け、成功率は63%を記録。セットを取っては取り返される展開でフルセットに突入したが、最終セットは終盤に3連続でブロックを決めたミラノが勝利した。この勝利でミラノは20勝5敗と、2位スカンディッチの19勝6敗を勝敗数では上回ったが、勝ち点の関係で順位は3位のままとなる。
レギュラーラウンド最終戦を残し、首位は25連勝で勝ち点74のコネリアーノ、2位は19勝6敗で勝ち点58のスカンディッチ、3位は20勝5敗で勝ち点57のミラノ、4位は19勝6敗で勝ち点53のノヴァーラと続くが、見ての通り2位から4位は混戦状態だ。ミラノとノヴァーラはフルセットで勝利する試合も多く、その関係でスカンディッチの勝ち点が上回っている。
次戦、ノヴァーラは3月2日(日)4:30よりスカンディッチと、同日同時刻にコネリアーノはペルージャと、ミラノはキエリと対戦する。
■試合結果
・石川真佑(ノヴァーラ)
vsヴァッレフォリア(○3-2)
途中出場、10得点
・関菜々巳(コネリアーノ)
vsフィレンツェ(〇3-1)
途中出場でサービスエース1得点
・福留慧美(ミラノ)
vsスカンディッチ(〇3-2)
途中出場