[写真]=坂口功将 ※2024年12月13日撮影

 一般社団法人SVリーグ(SVL)は1日、東京グレートベアーズに所属するポーランド人オポジットのマチェイ・ムザイへの出場停止を発表した。

 1日、SVリーグ男子第17節GAME1で有明コロシアムにて大阪ブルテオンと対戦した東京GB。第1セットを先取するも、そこから3セット続けて奪われ、逆転負けを喫した。

 この試合の2セット目途中、ネット際で接触したムザイと大阪Bのミゲル・ロペスが口論になり、両チームの選手たちがコート中央に集まる事態に。その後ムザイとロペスの2人にレッドカードが提示されていた。

 この事態を受けて東京GBは、SVリーグによる聞き取り調査中ではあるものの、クラブとしてムザイに不適切発言があったことを認め、2日のGAME2について、ムザイにクラブ独自の処分として出場停止を科すことを発表していた。

 その後に発表された今回のSVLの発表によると、ムザイによる相手選手への差別的・侮辱的発言が確認されたとのこと。リーグの規律規程の第21条に則り、2日に行われるGAME2への出場停止を決定したということだ。

 第21条では、規律委員会開催が困難である場合の対応が定められており、公式試合が連日開催されるなど、次の公式試合の開始前に会議を開催することができず、規律委員会が制裁を決定することが困難である場合において、前条の規定にかかわらず、規律委員会の決議を経ることなく規律委員長が次の公式試合に対する出場停止の可否を決定することができるものとされている。

 なお、2日のGAME2の出場停止以外の制裁については、後日開催する規律委員会で決定するとしている。

 今回のように差別的・侮辱的行為があった場合に適用される規律規程の第 31 条では以下のように規定されており、ムザイには後日開催する規律委員会でさらなる追加処分が科される可能性もある。

① 違反行為者がトップチームに属する選手、ヘッドコーチ/監督またはアシスタントコーチ/コーチの場合は、原則として最低5試合の公式試合出場資格の停止および金 10 万円以上の制裁金を科す。