セリエA男子のレギュラーラウンド最終戦となる第22節が日本時間の3月3日(月)に行われ、大塚達宣が所属するミラノはモデナと対戦し、0ー3(22ー25、23ー25、23ー25)でストレート負けを喫した。
第1セット、大塚はベンチスタート。序盤から激しい点の取り合いが続き拮抗した展開となる。ミラノは日本のジェイテクトSTINGS(現・ジェイテクトSTINGS愛知)でプレー経験のあるアウトサイドヒッター(OH)マテイ・カジースキや男子フランス代表のOHヤシン・ルアティにトスを集め得点を重ねる。対するモデナはOHのヴラド・ダヴィスキバとホセ・ミゲル・グティエレスを軸に攻撃を展開。ミラノは終盤にブロックポイントをあげるも、中盤からリードを保ったモデナが20点目以降は確実にサイドアウトを取り切り、第1セットを先取した。
第2セット、モデナがリードを広げる展開となる。ミラノは10ー6の場面でルアティと交代で大塚を投入。大塚は前に押し込むスパイクやコートの隅を狙ったスパイクで得点。チームの勢いを取り戻そうとするが、モデナのベテランセッターのルチアーノ・デ・セッコの巧みなトス回しに苦しむ。終盤、ミラノはブロックポイントで1点差まで迫るが、最後はブロックアウトを取ったモデナがセットを連取した。
続く第3セット、大塚はスタートから出場。相手の強烈なサーブを正確にセッターへ返し、オポジット(OP)のフェレ・レガースが得点を重ねミラノがリードする。大塚は相手ブロックに巧く当てて得点を挙げ流れを引き寄せる。中盤までミラノが優位に立ち試合を進めるが、終盤でモデナは好調なダヴィスキバにトスを集めると20ー20と同点に追いつく。その後は互いに一歩も譲らない攻防が続くが、最後はレガースのスパイクがアウトとなり、ミラノはセットを奪えず0ー3でストレート負けを喫した。
この試合で大塚は2セット目の途中から出場し、スパイクポイント3得点をあげ、守備でも奮闘した。ストレート負けを喫したミラノだが、レギュラーラウンドは12勝10敗、最終順位は6位に確定しプレーオフに進出する。
準々決勝の対戦相手は、レギュラーラウンド3位通過のチヴィタノーヴァ。3月10日(月)2:00にアウェーで第1戦目の試合が行われ、2戦目はホームで3月17日(月)2:00に開催される。
■試合結果
ミラノ 0ー3 モデナ
第1セット 22ー25
第2セット 23ー25
第3セット 23ー25