[写真]=坂口功将

 2024年11月に国際バレーボール連盟(FIVB)が行った世界会議において、2024年から2028年までのFIVBアスリート委員会のメンバーに任命された1人が、東京グレートベアーズに所属する柳田将洋(32)である。

 東洋高校時代には全国高等学校バレーボール選抜大会(春高バレー)に主将として出場し、チームを初の優勝に導いた柳田。慶應義塾大学在学中に日本代表にも選出され、卒業後の2015年にサントリーサンバーズ(現・サントリーサンバーズ大阪)に入団。2017年にはプロ選手となり海外に渡ると、ドイツやポーランドで経験を積んだ。また、2018年からの3年間は日本代表のキャプテンとしてもチームを率いた。2020年に再び日本に戻ると、古巣のサントリー、ジェイテクトSTINGS(現・ジェイテクトSTINGS愛知)でのプレー経験を経て、2023年からは東京GBでプレーをしている。

 そんな柳田は、2024年9月に行われたFIVBアスリート委員会選挙に立候補。その選挙では落選するも、2024年11月に正式にメンバーの1人として任命されていた。その柳田がFIVBの公式サイトにてFIVBアスリート委員としての意気込みをコメントしている。

「常に責任感を持って仕事に臨みたいので、自分の身近にいる選手たちの声を直接聞くための努力をしたいと思っています。現在、バレーボールは特にアジアや日本で大きな影響力を持っているので、協力して手を取り合い、より大きな価値を一緒に生み出していきたいです」

 FIVBアスリート委員という新たな挑戦は、柳田自身にとってもバレーボール界にとっても、大きな功績として今後残り続けるだろう。