SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の東京グレートベアーズは6日、ポーランド人オポジットのマチェイ・ムザイとクラブへの制裁内容決定について声明を発表した。クラブ公式サイトが伝えている。

 ことの発端となったのは1日、SVリーグ男子第17節GAME1で有明コロシアムにて大阪ブルテオンと対戦した際の2セット目途中、ネット際で接触したムザイと大阪Bのミゲル・ロペスが口論になり、両チームの選手たちがコート中央に集まる事態に。その後ムザイとロペスの2人にレッドカードが提示されていた。

 その後の試合関係者への聞き取り調査の結果、SVリーグはムザイによる相手選手への差別的・侮辱的発言を確認し、2日に行われた大阪BとのGAME2への出場停止を決定。2日のGAME2の出場停止以外の制裁については、後日開催する規律委員会で決定するとしていた。

 改めて規律委員会が行われた結果、SVリーグは6日に制裁の内容を決定。ムザイに対し10試合の公式試合出場資格の停止と制裁金50万円の制裁を科すとともに、所属元の東京GBに対してもけん責および制裁金100万円の制裁を決定した。

 この件について東京GBは声明を発表。久保田健司代表取締役のコメントを掲載している。

「この度はマチェイ・ムザイ選手の差別的・侮辱的な発言により、大阪ブルテオンの選手・スタッフの皆様、両チームのファンの皆様、スポンサー・パートナーの皆様、SVリーグ関係者の皆様、そしてバレーボールを愛するすべての皆様にご不快な思いをさせたことを深くお詫び申し上げます」

「当人に強く反省を求めることはもちろんのこと、東京グレートベアーズとしていかなる差別的・侮辱的行為を一切容認しない立場を明確にするとともに、選手・スタッフ全員への発生事象の理解・認識を徹底し、二度と同様の発言や行為が繰り返されないよう、倫理観や人権に関する啓発を目的とした教育プログラムの実施等を通じて再発防止に努めてまいります」

「また、クラブの管理監督責任への処分に際し、スポーツマンシップや、子供たちが憧れる対象としてふさわしい存在に求められるふるまいをいま一度見つめ直し、一体となってクラブの改革に取り組む所存です」

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VOLLEYBALL KING 編集部

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