大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の第20節の試合が3月22日(土)と23日(日)に行われた。
2024ー25シーズンから装い新たに始まったSVリーグ。レギュラーシーズンは全14クラブがホーム&アウェー方式により合計44試合を行い、レギュラーシーズン上位8クラブがチャンピオンシップに進出する。
第19節で、SVリーグ初勝利を挙げた群馬グリーンウイングスの勢いが、今節も止まらない。今節ではアランマーレ山形とのアウェー戦となったが、GAME1、2ともにセットカウント3ー1で2連勝。群馬は両日ともに同じ布陣で挑み、スタートからエンジン全開。特にGAME2は第1セットを大差で先取し勢いに乗ると、第2セットも群馬のペースに。群馬は、終始丁寧かつ攻撃的なバレーボールを繰り広げ、追いかけるA山形を圧倒。第3セットは選手起用のハマったA山形に取り返されるも、アウトサイドヒッター(OH)髙相みな実を攻撃の軸として第4セットを取った群馬が、見事勝利。前節の勢いを落とすことなく、敵地で2連勝を飾った。
KUROBEアクアフェアリーズは、上位につけるNECレッドロケッツ川崎と対戦。順位ではNEC川崎が上回っているものの、毎試合で激闘を繰り広げる両チーム。今節のGAME1はフルセットの激闘の末にKUROBEが勝利した。第1、第2セットは、セッター安田美南の多彩なトスワークで相手のブロックを翻弄し、得点を重ねたKOROBEが連取。対するNEC川崎は、OH佐藤淑乃が次第に調子を上げていきチームに勢いをもたらす。第3、第4セットを制したNEC川崎だったが、デュースにもつれ込んだ最終セットを気迫で取り切ったKUROBEが、勝利した。一方、GAME2はNEC川崎が3ー1で勝利。上位につけるチーム力の高さを見せつけ、GAME1のリベンジを果たした。
クインシーズ刈谷はレギュラーシーズン最後のホームゲームで、ヴィクトリーナ姫路と対戦した。前節終了時点で10位の刈谷にとって今節は、チャンピオンシップ進出に向けて負けられない戦いだった。迎えたGAME1では刈谷がストレート勝利。ルーキーのOH笠井季璃が両チーム最多の19得点を獲得し、チームの勝利に貢献した。対する姫路は悔しい敗戦となったものの他カードの結果を受け、GAME1終了後にチャンピオンシップ進出が決定した。続くGAME2はセットカウント3ー1で負けを喫した刈谷だが、上位チームに1勝をあげて順位を9位に上げている。
その他、埼玉上尾メディックスはデンソーエアリービーズとのアウェー戦に2連勝で、4位に浮上。SAGA久光スプリングスも、PFUブルーキャッツ石川かほくとのアウェー戦で両ゲームともに勝利を飾ったが、5位に順位を落としている。また、Astemoリヴァーレ茨城も岡山シーガルズに敵地で2連勝をあげた。
次戦の第21節は、3月29日(土)と30日(日)にAstemo vs 群馬、埼玉上尾 vs 大阪マーヴェラス、KUROBE vs 刈谷、PFU vs 東レアローズ滋賀、姫路 vs A山形、岡山 vs SAGA久光、NEC川崎 vs デンソーの計7カードが実施される。
■大同生命SV.LEAGUE WOMEN 第20節GAME1結果
アランマーレ山形 1ー3 群馬グリーンウイングス
(14ー25、19ー25、25ー15、21ー25)
NECレッドロケッツ川崎 2ー3 KUROBEアクアフェアリーズ
(23ー25、21ー25、25ー16、25ー17、14ー16)
クインシーズ刈谷 3ー0 ヴィクトリーナ姫路
(25ー22、25ー20、25ー22)
デンソーエアリービーズ 0ー3 埼玉上尾メディックス
(20ー25、20ー25、20ー25)
PFUブルーキャッツ石川かほく 0ー3 SAGA久光スプリングス
(23ー25、22ー25、22ー25)
岡山シーガルズ 1ー3 Astemoリヴァーレ茨城
(19ー25、21ー25、25ー22、20ー25)
■大同生命SV.LEAGUE WOMEN 第20節GAME2結果
アランマーレ山形 1ー3 群馬グリーンウイングス
(14ー25、10ー25、25ー22、18ー25)
NECレッドロケッツ川崎 2ー3 KUROBEアクアフェアリーズ
(25ー17、25ー20、21ー25、25ー21)
クインシーズ刈谷 1ー3 ヴィクトリーナ姫路
(25ー15、21ー25、20ー25、20ー25)
デンソーエアリービーズ 1ー3 埼玉上尾メディックス
(25ー21、19ー25、19ー25、18ー25)
PFUブルーキャッツ石川かほく 2ー3 SAGA久光スプリングス
(25ー18、25ー22、19ー25、22ー25、8ー15)
岡山シーガルズ 2ー3 Astemoリヴァーレ茨城
(25ー21、25ー23、17ー25、17ー25、13ー15)