[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 24日(月)にセリエA女子のプレーオフ準決勝第1戦目が行われ、石川真佑が所属するノヴァーラは関菜々巳が所属するコネリアーノと対戦した。

 レギュラーシーズンを4位で終えたノヴァーラと首位で終えたコネリアーノ。準々決勝ではそれぞれキエリとベルガモに勝利し、準決勝進出を決めた。このカードは昨シーズンのプレーオフ準決勝と同じ。当時はコネリアーノが2ー1で勝利し決勝へ進出するとそのまま優勝を果たしていた。

  準々決勝は2勝1敗で勝ち上がったノヴァーラと、2連勝で準決勝進出を果たしたコネリアーノ。決勝進出をかけ2戦先勝方式で行われる準決勝の第1戦が行われた。

 石川は先発出場、関はベンチスタートとなった第1セット。ノヴァーラはサーブミスからコネリアーノに先制点を許し、その後はサーブで崩され思うような攻撃に繋げられず0—9と序盤から点差が開く展開になった。ノヴァーラはサイドからの攻撃を中心に組み立て、石川も高いブロックに対しクロスにスパイクを叩き込んで得点するもコネリアーノの多彩で強烈な攻撃に苦しみ13—18と点差が縮まらず、勢いそのままに1セット目はコネリアーノが先取した。

 第2セットも石川はスタートからコートに立ち、関はベンチから試合の行方を見守った。ノヴァーラがセット間での切り替えを見せ拮抗した序盤となったが、徐々にコネリアーノが高いブロックでノヴァーラの攻撃を阻んで流れを断ち切る。強力な攻撃で得点を重ねるコネリアーノに対し、ノヴァーラはスパイクミスなどでの失点も目立ち9—19と点差が広がる。メンバーを入れ替えて対応を試みるノヴァーラだが16—25でこのセットも落とした。

 ノヴァーラにとって後がない第3セット、石川はスタートからコートに立ったがセット開始からコネリアーノに3連続得点を許すと、ベンチへと下がる。ノヴァーラはアウトサイドヒッターのタチアナ・トロクの得点から追いつき流れを掴むかと思われたが、コネリアーノがセンターとサイドからの攻撃を駆使して得点を量産。ノヴァーラは追い上げることができずダブルスコアの13—25で試合が終了し、セットカウント0ー3でコネリアーノが強さを見せつけた。

 石川は先発出場したものの途中でベンチに下がる場面もあり4得点に留まった。また、関の出場はなくプレーオフでの日本人対決は実現しなかった。

 第1戦を勝利したコネリアーノが決勝進出に王手をかけ、続く第2戦はパラ・イゴール・ゴルゴンゾーラで30日(日)1:00から行われる。

■試合結果

ノヴァーラ 0ー3 コネリアーノ

第1セット 17ー25
第2セット 16ー25
第3セット 13ー25