7日(月)にセリエA男子のプレーオフ5位~10位決定戦の1回戦が行われ、垂水優芽が所属するチステルナはグロッタッツォリーナと対戦し、セットカウント3ー0(25ー18、25ー12、25ー19)で勝利した。
レギュラーシーズンを8位で終えたチステルナはプレーオフに進出したものの、準々決勝でレギュラーシーズン1位のトレンティーノに敗れて準決勝には進めず。5位~10位決定戦に挑むこととなった。
この5位~10位決定戦では、プレーオフ準々決勝で敗退したチステルナ、モデナ、ヴェローナ、ミラノとレギュラーシーズン9位のパドヴァ、10位のグロッタッツォリーナ含めた6チームが、総当たり戦で各チーム5試合をレギュラーシーズン上位のチームのホームで戦い、上位4チームがトーナメント戦となる準決勝へと進出。決勝に勝利した5位のチームには来シーズンのCEVチャレンジカップの出場権が与えられる。
チステルナの1回戦の相手はレギュラーシーズン10位のグロッタッツォリーナ。垂水がスタートから起用された第1セットは、序盤からミドルブロッカーのアレクサンダル・ネデリコヴィッチがサービスエースやブロックポイントを生み出し、チステルナがリードする。垂水も負けじとブロックポイントでチームを勢いづかせる。中盤、相手の連続ブロックポイントから14ー14の同点に追いつかれたものの、すかさずサービスエースやブロックポイントで流れを引き戻したチステルナ。再び前に出ると終盤にかけて点差を広げ、25ー18でセットを先取した。
続く第2セットもコートにはスタートから垂水の姿が。このセットもチステルナが先行する入りとなった。中盤にブレイクを重ね一気に点差を広げたチステルナは、25ー12の大差でセットを連取する。垂水はセットを通してスパイクで得点し、存在感を見せた。
第3セットも序盤のブロックポイントから波に乗るチステルナがリードを奪う。さらに垂水もサービスエースを放ち、チームの勢いを加速させる。中盤には最大7点差までリードを広げたチステルナ。終盤にかけてもオフェンスで相手を圧倒し、第3セットを取る。チステルナは試合を通して一度も相手に先行されることなく、ストレート勝利を飾った。
先発フル出場を果たした垂水はサービスエース1本、ブロック1本を含むチーム最多の14得点を獲得すると共に、アタック決定率62.5%という高い数値をマークし、試合のMVPに選ばれる活躍を見せた。
チステルナは5位~10位決定戦の初戦をストレート勝利で飾る好発進。次戦の2回戦では13日(日)3:00よりレギュラーシーズン4位のヴェローナと対戦する。
■試合結果
チステルナ 3ー0 グロッタッツォリーナ
第1セット 25ー18
第2セット 25ー12
第3セット 25ー19