14日(月)にセリエA男子のプレーオフ5~10位決定戦の2回戦が行われ、大塚達宣が所属するミラノはレギュラーシーズン7位のモデナと対戦した。
レギュラーシーズン(RS)6位のミラノはプレーオフに進出したものの、準決勝でレギュラーシーズン3位のチヴィタノーヴァに1勝3敗で敗れ、準決勝に進出することはかなわず5~10位決定戦へと回っていた。
この5位~10位決定戦では、プレーオフ準々決勝で敗退したチステルナ、モデナ、ヴェローナ、ミラノとRS9位のパドヴァ、10位のグロッタッツォリーナ含めた6チームが、各チーム5試合の総当たり戦をRS上位チームのホームで行う。この総当たり戦の上位4チームがトーナメント戦となる準決勝へと進出。5位になったチームには来シーズンのCEVチャレンジカップの出場権が与えられる。
1回戦ではレギュラーシーズン4位のヴェローナと対戦し、セットカウント1ー3で負けを喫していたミラノだが、モデナとの2回戦で大塚は先発出場を果たす。第1セットは、サービスエースから勢い付いたモデナにリードを許す入りとなった。モデナのサーブに苦しみ、中盤にかけてじわじわと点差を広げられたミラノ。最大6点差から、終盤に3点差まで詰め寄ったが力及ばず。モデナにセットを先取される。
続く第2セットもコートにはスタートから大塚の姿が。このセットも開始早々4連続得点を決めたモデナが先行する。すかさずミラノが追いつくと拮抗した展開で中盤に入る。しかし、サーブの勢いが止まらない相手にブレイクされ、リードを奪われる。相手にサービスエースを奪われ、スパイクもブロックに阻まれ始めた大塚は14ー19の場面でベンチに下がる。その後も相手のオフェンスに苦んだミラノは第2セットも落とし、後がない状況に追い込まれる。
第3セット、大塚は再びコートに戻る。序盤はこれまでと一転、一進一退の攻防となる。中盤、ミラノはサーブで攻め続ける相手にリードされる。ミラノの劣勢が続く15ー18の場面、大塚がコート奥を狙ったサービスエースを決める。そこから得点を重ねたミラノは19ー19で同点に追いつき、先に相手にマッチポイントを握られながら粘ったミラノはデュースに持ち込む。しかし最後は、この試合で終始ミラノを苦しめ続けたサービスエースが決まりモデナがストレート勝利を飾った。
大塚はサービスエース1本を含むチーム2位の8得点を獲得したが、試合を通して相手のサーブやブロックに苦しんだ。1回戦のヴェローナ戦に続き、サーブ&ブロックで猛攻するモデナ相手にストレート負けを喫したミラノ。次戦の3回戦では、4月19日(土)3:30よりRS9位のパドヴァと対戦する。
■試合結果
ミラノ 0―3 モデナ
第1セット 21―25
第2セット 19―25
第3セット 24―26