[写真]=Lega Pallavolo

 13日、セリエA男子のプレーオフ準決勝第2戦が行われ、石川祐希が所属するペルージャはチヴィタノーヴァと対戦した。 

 レギュラーシーズンを2位で終えたペルージャと、3位で終えたチヴィタノーヴァ。それぞれプレーオフ準々決勝を勝ち上がり、3戦先勝方式で行われるプレーオフ準決勝の第1戦はセットカウント3-0でペルージャが勝利していた。 

 石川はベンチスタートとなった第1セット。チヴィタノーヴァに先制点を奪われリードされる展開となったがペルージャのミドルブロッカーのアグスティン・ロセルのブロックポイントで同点に追いつき徐々に流れを引き寄せる。終盤に入ってアウトサイドヒッター(OH)オレフ・プロトニツキーの2連続サービスエースで突き離し、1セット目を先取する。

 続く第2セットは拮抗した入りとなった序盤からチヴィタノーヴァが抜け出していく。ブレイクが取れずに点差を離されるペルージャは石川を投入するもスパイクはブロックされてしまう。なかなか決め切れない石川だったが、最大8点差をつけられる中、終盤には強烈なスパイクで相手ブロックを弾き飛ばし16-23まで追い上げる。しかし相手のセットポイントで迎えたペルージャのサーブがミスとなりこのセットを落とした。

 第3セットはペルージャが走る展開となった。要所でブレイクを重ねるペルージャが一気にこのセットを掴むかと思われたがチヴィタノーヴァが食らいつき、終盤になって23-23の同点に追いつかれる。何とかこのセットを取り切りたいペルージャはセットポイントでリリーフサーバーに石川を投入、守備も固めると最後にOHカミル・セメニウクが決め切り、3セット目を奪い返した。

 第4セットは一進一退の攻防となったが、終盤に入ってチヴィタノーヴァのブロックポイントで流れを掴まれると18-22と点差が開く。多彩な攻撃を見せ何とか食らいつくが点差は縮まらず、21-25でこのセットを落とす。しかし、最終第5セットはプロトニツキーの3連続サービスエースでスタートし完全に流れを掴む。11ー4と点差を広げたペルージャに簡単には終わらせないチヴィタノーヴァが追い上げを見せるも、最後まで流れは渡さずに15-10で試合が終了。セットカウント3-2でペルージャが勝利した。

 石川はこの試合は第2、第3セットに途中出場し2得点をあげた。

 次戦、ペルージャが勝利すれば決勝進出が決まる第3戦は17日(木)3:30から行われる。

■試合結果

ペルージャ 3ー2 チヴィタノーヴァ

第1セット 25ー21
第2セット 18ー25
第3セット 25ー23
第4セット 21ー25
第5セット 15ー10