3日、欧州バレーボール連盟(CEV)が開催する女子チャンピオンズリーグ(WCL)のプレーオフ準決勝が行われ、福留慧美の所属するミラノと関菜々巳の所属するコネリアーノが対戦した。
ヨーロッパの各国リーグの上位チームが集うWCL。ミラノとコネリアーノは、ホームアンドアウェー方式の2回総当りで行われたリーグラウンドを勝ち上がり、プレーオフに出場した。セリエA女子の決勝を戦った両チームがWCLのプレーオフ準決勝で再戦することとなった。
福留は先発出場、関はベンチスタートとなった第1セット。序盤はミラノが先行する。中盤までリードを保っていたミラノだったが、連続得点を決めたコネリアーノが18ー16で逆転に成功。終盤にかけて強力な攻撃陣で得点を重ねたコネリアーノがブロックポイントでセットを先取した。
続く第2セットもコートにはスタートから福留の姿が。序盤はコネリアーノが一気にリードを奪い、10ー4まで点差を広げる。中盤も流れは変わらず、コネリアーノが先行していた。しかし、セッターであるアレッシア・オッロのサーブから驚異の9連続得点で23ー18と前に出たミラノは、勢いそのままにセットを取り返す。
第3セットもコネリアーノが先行する入りとなる。集中力を切らさず中盤も点差を維持し、終盤にはさらにリードを広げたコネリアーノがこのセットを取る。第4セットは互いに譲らず一進一退の攻防に。終盤、4連続得点で均衡を破ったコネリアーノ。2セットを失って後がないミラノが食い下がるも、振り切ったコネリアーノがセットを取り切り、セットカウント3ー1で勝利を収めた。
セリエA女子のタイトルを獲得したコネリアーノがその強さを見せつけ、決勝進出を決めた。福留は先発出場、関は途中出場を果たしたため一時、日本人対決も実現した。次戦、コネリアーノは5月5日(月)1:00より行われる決勝でイタリアのスカンディッチと対戦する。一方、敗戦したミラノは5月4日(日)22:00よりトルコのワクフバンクSKとの3位決定戦に挑む。
■試合結果
ミラノ 3ー1 コネリアーノ
第1セット 21ー25
第2セット 25ー20
第3セット 17ー25
第4セット 23ー25