5日、欧州バレーボール連盟(CEV)が開催する女子チャンピオンズリーグ(WCL)のプレーオフ決勝が行われ、関菜々巳の所属するコネリアーノは同じくイタリアのセリエAに所属するスカンディッチと対戦した。
ヨーロッパの各国リーグの上位チームが集うWCL。コネリアーノはリーグラウンドを勝ち上がりプレーオフに出場、その後もポーランドのクラブや福留慧美の所属するミラノを下し、決勝に駒を進めた。対するスカンディッチは今季のセリエAを3位で終えた強豪で、準決勝ではトルコのワクフバンクSKをストレートで下した。
関がベンチスタートとなった第1セット、ブロックポイントから勢い付いたコネリアーノが先行する入りとなる。中盤もブレイクを重ねたコネリアーノは、20ー12と一気に点差を広げる。終始危なげない試合運びを見せたコネリアーノは、25ー16と大差でセットを先取する。
続く第2セットも序盤、サーブで相手を崩すコネリアーノが前に出る。中盤はコネリアーノがリードを保ったものの、スカンディッチも食らいつき点差を離されない。しかし、終盤にかけてブレイクに成功したコネリアーノが最後はブロックポイントでセットを連取する。
第3セットは、2セットダウンで後のないスカンディッチが前に出るも拮抗した入りに。中盤まで互いにリードを奪い合いながら試合が進むと、16ー15と先行した場面からコネリアーノが連続得点で流れを掴む。オポジットのイザベル・ハークのサービスエースでマッチポイントを握ったコネリアーノはブロックポイントでセットを締めくくり、ストレート勝利。WCLの優勝を決めた。
コネリアーノは今季、スーペル・コッパとFIVB女子世界クラブ選手権、コッパ・イタリア、セリエAに加え、今回のWCLで5つのタイトルを獲得し、その実力を遺憾なく発揮してみせた。なお、この決勝で関は途中出場を果たしている。
■試合結果
コネリアーノ 3ー0 スカンディッチ
第1セット 25ー16
第2セット 25ー21
第3セット 25ー19