12日にバレーボールネーションズリーグ(VNL)2025男子の予選ラウンド第1週の第2戦が行われ、バレーボール男子日本代表が男子ポーランド代表と対戦した。
今年度からロラン・ティリ監督を新しく迎えた男子日本代表は、男子中国代表との初戦をストレート勝利で飾っている。FIVB世界ランキング1位の強豪 男子ポーランド代表との第2戦に挑む男子日本代表は、アウトサイドヒッター(OH)に大塚達宣と富田将馬、ミドルブロッカー(MB)に村山豪とエバデダン・ラリー、セッター(S)に大宅真樹、オポジット(OP)に宮浦健人、リベロ(L)に小川智大をスタメン起用。初戦と同様の選出となった。
第1セットは拮抗した入りとなる。富田のサービスエースでブレイクに成功した日本は、リードを保ったまま中盤に入る。丁寧な繋ぎから得点する日本は16-11まで点差を広げる。その後も堅いディフェンスを見せる日本は、リードを維持。しかし終盤、相手のブロックが日本に立ちふさがる。先にセットポイントを握るも、デュースに持ち込まれた日本。最後はブロックポイントでポーランドにセットを奪われる。
村山に代わりMB西本圭吾がスタートから起用され、VNLデビューを果たした第2セット。第1セットを逆転で取り、勢い付いたポーランドにリードを許す入りとなった。しかし、粘り強い繋ぎで食らいつく日本は7-6で前に出ると、以降の中盤は一進一退の攻防が続く。しかし、終盤にかけて日本の攻撃に対応し始めたポーランドに点差を離され始める。流れを変えたい日本は、S下川諒とOP高橋慶帆が2枚替えで投入。OH山崎彰都もリリーフサーバーで出場するなど多くの選手がVNLデビューを飾った。代わって入った選手が活躍を見せるも、日本は第2セットも落とす。
第3セット、2セットダウンで後がない日本はメンバーを大きく変更。MBに佐藤駿一郎と西本、OHに甲斐優斗と山崎、OPに高橋、Sに大宅をスタートから選出。Lは藤中颯志をディグで、小川をレセプションで起用する2人体制を採用した。日本は代わって入った選手が起用に応え、序盤からリードを奪う。流れを引き寄せた日本は、途中からLを藤中の1人体制に変更。日本は中盤も攻めたサーブで勢いを加速させ、リードを広げる。相手の攻撃に対してブロックで対応し始めた日本。終盤まで流れを握り続け、第3セットを取り返す。
日本が第3セットと同じメンバーで挑んだ第4セット。序盤はレセプションに安定感の出始めたポーランドに先行される入りとなる。流れを変えるべく下川が投入された中盤、プッシュや軟打を織り交ぜて巧みに攻撃するポーランドが点差を広げる。終盤、食い下がる日本は徐々に点差を縮め、24-24でデュースとする。その後は互いに譲らない緊迫した展開が続く。一時はセットポイントを握り返した日本だが、30点を超える熱戦の末に第4セットを落とし、黒星を喫した。
登録メンバー全員が出場し、粘り強さを見せた日本だったがセットカウント1-3で黒星を喫した。次戦は、13日(金)18:00よりFIVB世界ランキング12位の男子セルビア代表と対戦する。
■試合結果
日本 1-3 ポーランド
第1セット25-27/第2セット22-25/第3セット25-18/第4セット37-39