18日(水)に行われたネーションズリーグ2025女子の予選ラウンド第2週初戦で、バレーボール女子日本代表はタイ代表にフルセットの末、勝利を飾った。女子日本代表は予選ラウンド第1週の4連勝に続いて、これで5連勝。試合後、セッターの関菜々巳がU-NEXTのフラッシュインタビューに応じた。
2セットダウンからフルセットに持ち込み、見事逆転勝利を飾った日本。予選ラウンド第1週から継続してスタメン起用されている関は、今試合でもスタートからフル出場を果たした。
今日の試合を振り返り、ファイナルセットの精神状態について聞かれると「2セット落としてから取り返してのファイナルセットだったので、このままの勢いで、監督も『楽しんで』と言っていたのでそういう気持ちでコートに入りました」と楽しんで最終セットのコートに入ったと話した。
トスについては、「今日はライトゾーンの攻撃は有効的に効いていたかなと思うんですけど、レフトのトスが課題だったのでそこをイタリア戦からは修正していければ良いなと思います」と反省点を述べた。
また今試合の解説を務めた元日本代表セッターの竹下佳江さんから、試合の入りについて聞かれると「序盤にミドルを見せると相手は中盤から終盤にかけてミドルに強く張ってくるということだったので、序盤で真ん中を使うということを意識して入りました」と序盤のミドルの使い方が肝だったということを明かした。
続けてバックアタックの組み立てについて聞かれると、「ちょっと今日はバックアタックが自分の中から抜けてしまっていて、序盤でそこが使えなくて、だから最後も決まってこないし自分たちのリズムも作れないということだったので、そこはベンチから『もっとバックアタックいけるよ』と声をかけてもらって、そこから修正していきました」と答えた。
竹下さんはその修正力を評価し、3セット目以降の切り替えについて尋ねると「常々出てないリザーブメンバーやスタッフが『今こういう風にできると良いよ』とか変わったミドルから『今こうなってるからこうした方が良いって言ってたよ』という意見を頂いて、そこで自分の頭を修正している感じです」と周りのメンバーに支えられてこその自身の修正だと語った。
次戦、FIVB世界ランキング1位の女子イタリア代表との試合については、「レベルの高いチームだと思うので、自分たち自身にフォーカスしてその中で相手に対してどうしていくか、今日の試合でも2セットダウンしたところから勝ち切れたということを自信に変えて、今日の反省点はしっかり修正して、1日空きますけど、しっかり準備を整えてイタリア戦に臨みたいと思います」と意気込んだ。
予選ラウンド第2週の2戦目、5連勝同士である女子イタリア代表との試合は、20日(金)21:30から行われる。