18日に行われたネーションズリーグ2025女子の予選ラウンドで、バレーボール女子日本代表は女子タイ代表を相手にフルセット勝利。アウトサイドヒッターの和田由紀子がU-NEXTのフラッシュインタビューで試合を振り返った。
2セットダウンと追い込まれた状況からのカムバックを果たし、フルセット勝利を飾った日本。難しい場面を何度も救ってみせた和田はサービスエース2本、ブロックポイント3本を含む両チーム最多の29得点を獲得した。
和田は「まずは得点を取ることが自分の仕事。今日はなかなか全員リズムに乗れなくて、いい攻撃ができていなかったので、そこで何とか自分の役割を果たせたかなと思います」と自身のプレーを振り返った。
落とした第1、第2セットでは相手のサーブやブロックに苦しみ、リズムに乗ることができなかった日本。その理由として「サーブで崩せないケースが多くて、相手のセッターを軸にした速いコンビに1、2セットは対応できなかった。相手の攻撃に対して自分たちもラリーを急いで取り切ろうという姿勢が悪い方向に行っていたのかなと思います」となかなかサーブが機能しなかった点や、決め急いでしまった点を挙げた。
2024年度の大会では途中出場が多かったものの、今大会はここまで全5試合でスタメン出場を果たしている和田。先発出場と途中出場での違いを聞かれると「コートの中に入っている時間が長いと、相手に対策されてきたりとか、ずっと良い調子を保ち続けることがすごく難しい。スタートからいくのはもっと色々な事を考えながらプレーしないといけないなという風に感じます」と答えた。
攻撃面での活躍は言うまでもない和田だが、相手のフェイントやスパイクを上げるなど守備面でもチームに貢献。「フェイントボールなど落としてはいけないボールは絶対に食らいついて、上げられるように足を動かすというところを意識しています」とボールをコートに落とさない意識を語った。
さらに、ポジショニングについて聞かれた際には「事前にどのコースが一番多いかというのをデータで見る中で、それをベースにコートの中では何となく感覚で入ることが多いかなと思います」と、データを基にした上で感覚に頼っている部分もあるようだった。
次戦、20日(金)21:30よりFIVB世界ランキング1位でここまで開幕5連勝中の女子イタリア代表と対戦する日本。和田は「まずはスタートからしっかりサーブで攻めて、相手をハイボールにして自分たちでリズムを作っていくこと。今日は自分たちから出すミスもすごく多かったので、高いブロッカーに対して攻めに行くところとリバウンドをもらいに行ったり、自分たちの良いところをうまく出しながら、もう一回スタートから全員で勝ちに行けたら」と意気込みを口にした。