大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の東レアローズ滋賀が20日、中田紫乃事務局(27)が退団することを発表した。クラブ公式サイトが伝えている。
中田事務局は、秋田北高校卒業後の2016年に東レアローズ(現・東レアローズ滋賀)に入団してからコンスタントに試合に出場し、2022年にはチームの副キャプテンも務めた。そして2022-23シーズンをもって現役引退するとともに、同チームの事務局スタッフに就任していた。
選手期間を含め、約9年の間過ごした東レ滋賀からの退団を決意した中田事務局は、クラブを通じて以下のコメントを発表している。
「日頃より東レアローズ滋賀へのご支援・ご声援をありがとうございます。この度、東レアローズ滋賀を退団、そして東レ株式会社を退社する決断を致しました。2年前に選手を引退し、現場マネージャー1年、事務スタッフ1年と貴重な経験をさせて頂きました。選手の時には気づけなかったチームを運営することの大変さ・難しさを知ることができ、改めてトップリーグに所属しているこのチームの素晴らしさを感じました。また、幅広く業務に携わらせて頂き、スタッフとして働いたことで身に着いた知識、考え方、人脈が大きな財産となりました」
「今年の7月で28歳になりますが、高校を卒業してからこれまでの9年と約2か月をアローズで過ごすことが出来本当に良かったです。ここでの苦しみや学びが今の自分を作ってくれました。私の人生の基盤はアローズ、そして東レにあると思っています。それはこれからどこへいっても変わることはないです。これからは自分自身のチャレンジとして新たな道を歩みます。そのスタートを受け入れてくださったチームの皆様に恥じない将来を描いていきたいと思います。本日まで東レアローズ滋賀スタッフとしての中田紫乃を支えて頂き、誠にありがとうございました。引き続き東レアローズ滋賀への多大なるご支援・ご声援を宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました」