14日にバレーボールネーションズリーグ(VNL)2025女子の予選ラウンドのすべての試合が終了し、女子日本代表は3位通過で決勝ラウンドに進出することが確定した。
予選ラウンド最終試合となった女子ブラジル代表との試合ではストレートでの敗戦を喫したが、新生女子日本代表をまとめるキャプテンの石川真佑の攻守にわたる活躍が目立った。
徹底的に石川に狙いを定めたブラジルのサーブ。サーブレシーブを乱される場面もあったが、強烈なサーブを受け続けながらも2セット目以降は徐々に攻撃で得点も重ね、試合が終わってみるとチーム最多得点をマークするという強さを見せつけた。
そしてサーブレシーブだけでなく、試合中に何度もブラジルの強烈なスパイクを拾う好ディグも見せ、チームの得点に繋げる姿も印象的だった。
ブラジル戦だけでなく、予選ラウンドを通して石川は守備面でも女子日本代表を支えていた。現時点でベストレシーバーでは2位、ベストディガーでは10位の好成績を収めている。また、石川の対角を務める佐藤淑乃もどちらの項目も石川に次いで健闘している。(ベストレシーバーで9位、ベストディガーで13位)
サーブで狙われ、攻撃を抑え込まれるのはエースの宿命。決勝ラウンドでも厳しい戦いになるが、攻守で躍動するキャプテン石川に期待したい。
■VNL女子ベストレシーバーランキングTOP10(予選ラウンド終了時点)
※VNLのベストレシーバーは成功率ではなく成功数順
1位:リナ・アルスマイヤー(ドイツ)/106本
2位:石川真佑(日本)/95本
2位:アレクサンドラ・ミラノヴァ(ブルガリア)/95本
3位:ジュリエット・ジェリン(フランス)/74本
4位:チュアン・ユーシェン(中国)/69本
5位:アレクサンドラ・ウゼラツ(セルビア)/66本
5位:ジュリア・バーグマン(ブラジル)/66本
6位:ピヤヌット・パンノイ(タイ)/65本
7位:ブリット・ヘルボッツ(ベルギー)/62本
7位:アンドレア・ミトロビッチ(カナダ)/62本