28日にバレーボールネーションズリーグ(VNL)2025女子のすべての試合が終了し、女子日本代表は4位でこの大会を終えた。
24日に行われた女子トルコ代表との準々決勝では、フルセットまでもつれ込んだ試合をアウトサイドヒッター(OH)でキャプテンの石川真佑がノータッチサービスエースで締め、準決勝進出を決めた。このような直接的な得点はもちろんだが、得点につながらないものの相手のレセプションを乱すといった、要所でのサーブの効果が試合の結果を左右してくる。
予選ラウンド終了時点で、サーブで16得点と全体の5位につけていた石川は、この大会を終えて19得点で3位という最終結果となり、日本人選手でトップのスコアを残した。
OHの佐藤淑乃は予選ラウンド終了時から2点追加し16得点をマークし5位に、セッターの関菜々巳も2点を追加し9位(※9位は同率4名)にランクインした。さらにオポジットの和田由紀子と、ミドルブロッカーの宮部藍梨が10位(※10位は同率10名)の結果を残すなど、ポジションを問わず全員が攻めたサーブで試合を進めていったことが分かる。
今大会は惜しくもメダル獲得とはならなかった女子日本代表だが、今後も攻めのサーブで世界を相手に戦っていく姿に期待したい。
■VNL女子ベストサーバーランキング(大会終了時点)
1位:イマン・ンジャイエ(フランス)/23得点
2位:カミラ・ヴァイツェル(ドイツ)/20得点
3位:石川真佑(日本)/19得点
4位:マルティナ・ルカシック(ポーランド)、ガイラ・ロペス(ドミニカ共和国)、エラ・クリシアーニ(チェコ)/18得点
5位:佐藤淑乃(日本)/16得点
6位:ヴァン・ライク(カナダ)/15得点
7位:ゴ・ムケツ(中国)、ジュリア・バーグマン(ブラジル)/13得点
8位:エカテリーナ・アントロポワ(イタリア)、メリッサ・バルガス(トルコ)/12得点
9位:関菜々巳(日本)、アリス・デグラディ(イタリア)、ミカエラ・ストヤノワ(ブルガリア)、サラ・ストラウブ(ドイツ)/11得点
10位:アレクシア・カルタス(トルコ)、チュアン・ユーシェン(中国)、ナタリー・レメンス(ベルギー)、和田由紀子(日本)、宮部藍梨(日本)、パオラ・エゴヌ(イタリア)、アリアナ・ロドリゲス(ドミニカ共和国)、ヘナ・クルタジッチ(セルビア)、アレクサンドラ・ウゼラック(セルビア)、アナ・クリスティーナ・デ・ソウザ(ブラジル)/10得点