2025年10月7日(火)と8日(水)の2日間、東京有明アリーナにて行われる「Qoo10 presents ワールドチャレンジシリーズ 2025 サントリーサンバーズ大阪vs シル・サフェーティ・ペルージャ」に先立ち、開催発表記者会見が行われた。
会見には、サントリーから髙橋藍、そしてペルージャの石川祐希が登壇。両スターが大会への熱い意気込みを語った。
会見の冒頭、主催者を代表してサントリーの栗原圭介ゼネラルマネージャーが登壇。「この一戦は単なるエキシビションではない。クラブ同士がグローバルで戦う時代の一歩」と述べ、この大会が持つ意義を強調した。サントリーとペルージャは1月にパートナーシップ契約を締結しており、その一環として「国境を越え、文化を越え、ペルージャとともにバレーボールの未来を共に創っていきたい」と語った。
そして、会見には髙橋と石川に加え、ペルージャからシモーネ・ジャネッリ、ロベルト・ルッソ選手、オレフ・プロトニツキーもリモートで参加し、豪華な顔ぶれが揃った。
ペルージャの選手たちは口々に「日本のファンの前でプレーできることを楽しみにしている」「サントリーは非常に強いチームであり、対戦できることは光栄」と、来日と対戦への期待を語った。
髙橋は「(クラブチーム同士の国際試合は)自身の記憶の中では初めて。ペルージャは隙のないチームで、どう戦っていけるか楽しみ。石川選手は『勝ち方を知っている』賢い選手であり、勝負どころでの彼のプレーがキーになる」と相手を分析。さらに、「この大会を通して、日本のSVリーグのレベルの高さを世界に証明したい」と力強く語った。
一方の石川は「所属チームとして日本のファンの前でプレーできるのは初めて。とても新鮮で楽しみ」とコメント。髙橋ついては「彼がチームに入ればディフェンス力が上がる。彼がいるチームと対戦するのは初めてなので楽しみ」と、代表でのチームメイトとの対決に胸を躍らせた。また、「この試合を見て、子どもたちが海外に目を向けたり、バレーボールを始めたりするきっかけになれば」と、次世代への想いも口にした。
この大会は、フジテレビ系列での地上波放送も予定されており、普段リーグ戦を見る機会が少ないファンにとっても、世界トップレベルの攻防を目の当たりにする絶好の機会となる。日本とヨーロッパ、それぞれのスタイルを代表する両チームの激突は、バレーボールファンならずとも必見の戦いとなりそうだ。