7日(日)に2025バレーボール女子世界選手権(世界バレー)の全日程が終了した。
女子日本代表は3位決定戦で女子ブラジル代表とフルセットの激闘を戦い、あと一歩のところで敗れ最終順位4位で大会を終えた。
15年ぶりのメダル獲得とはならなかったが、新たにフェルハト・アクバシュ監督を迎えた新体制1年目で、予選ラウンドから決勝ラウンドを通して心に残るパフォーマンスを見せてくれた。
今年度からキャプテンを務めたアウトサイドヒッターの石川真佑は、大会を通して攻撃のみならず守備面でも大きくチームを支えた。対戦国から石川に攻撃をさせまいとサーブで狙われる中で、安定したレシーブでボールを落とさず、時にはレシーブ直後に自ら得点を決める姿も見せた。
その石川は大会のベストレシーバーランキングで堂々の1位に輝いている。攻撃面ではベストスコアラーランキングで全体の3位、日本人選手としては1位という記録を残す中、守備面のレシーブでも健闘。また、ベストディガーランキングでも2位にランクインし、4位のチームから唯一大会のドリームチームに選ばれ、ベストアウトサイドヒッターを受賞した。
なお、ネーションズリーグ2025でもベストレシーバーランキング1位という記録を達成していた石川。今年度の代表期間中、攻守ともにプレーでチームを引っ張る活躍を見せた、新キャプテンの石川に目一杯の拍手を送りたい。
■世界バレー女子 ベストレシーバーランキングTOP10
1位:石川真佑(日本)/73本
2位:ジュリア・バーグマン(ブラジル)/65本
3位:エレナ・カゾート(フランス)、ガブリエラ・ギマラエス(ブラジル)/64本
4位:ミリアム・シッラ(イタリア)/54本
5位:ギゼム・オルゲ(トルコ)/41本
6位:マルティナ・ウカシク(ポーランド)/40本
7位:ジュリエット・ジェラン(フランス)/39本
8位:マルセレ・アルーダ(ブラジル)/34本
9位:アメリ・ロタール(フランス)、ロルバー・フィヨク(スロベニア)、アレクサンドラ・シュチグウォフスカ(ポーランド)/33本
10位:エブラル・カラクルト(トルコ)/32本