17日(水)に行われた2025バレーボール男子世界選手権(世界バレー)の予選ラウンド最終戦で、バレーボール男子日本代表はFIVB世界ランキング75位の男子リビア代表にストレート勝利。アウトサイドヒッターの石川祐希がU-NEXTのインタビューに答えた。
安定したプレーを見せた石川は、今試合でチーム2番目となる12得点をマーク。チームとしても安定したプレーを見せ、セットを1つも奪われずにリビアを圧倒した日本だが、予選ラウンドは1勝2敗。決勝ラウンドに進むことは叶わず、今大会を終えた男子日本代表。
表彰台を目標としていた世界バレーで決勝ラウンドに進めなかったことについて、キャプテンの石川は「予選突破できなかったですし、目標としていたところまで程遠かったですけど、これも1つの経験ですし、ここから強くなるしかないと改めて感じた世界選手権だったので、今シーズンはこれで終わりですけど、また来シーズン、もっと強くなって戻ってきたいと思います」と苦い経験だったとしつつ、来シーズンの代表についての意気込みを語った。
さらに今大会の悔しさについて問われると、「今まで追う立場だったのが、追われる立場になった1年目のシーズンでしたし、こちらも色々と大きな変化もありましたけど、その中で結果を出せなかったのは悔しいですし、反省する部分は多いんですけど。それでも結果を残さなければいけないなと改めて思いましたし、結果がすべてではないですけど、結果をしっかり出すことにもう一度、フォーカスしていけなければならないなと感じました」と、日本の世界での立ち位置や、新体制に変化した中で結果が出せなかったことへの悔しさなどを話した。
今試合をもってロスオリンピックに向けた1年目の代表シーズンが終了したわけだが、これから日本が目指すべきバレーボールについて、「僕たちの強みであるサイドアウトだったり、精度が今大会では出せなかったと思うので、サイドアウト率と、チャンスがあるときにしっかり点を取り切ることをもう少し磨かなければいけないと思います。世界的にも僕たちはディフェンスが強みですけど、他のチームもディフェンスのレベルが上がってきているので、そこだけで勝負するのはこれから厳しくなってくるんじゃないかなと思うので、ミスの多さだったり、そういった所も改善できるようなチームにしていきたいと思います」とこれまで強みとしていた守備以外のところで、強化をしていく必要があると明かした。
世界バレー自体はまだ続くが、予選ラウンドで1勝2敗という成績を残した日本は、ここで姿を消すことに。それでも今季最後の試合で日本らしいプレーを見せ、勝利を届けてくれた。今大会の経験を糧に来シーズン、より強くなるであろう日本に期待したい。