[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 9月28日(日)にセリエA女子のクールマイユールカップの決勝戦が行われた。

 セリエA女子のシーズン前哨戦となるクールマイユールカップ。2024-25シーズンのセリエA女子上位4チームのコネリアーノ、ミラノ、スカンディッチ、ノヴァーラが出場した。ノヴァーラには、クラブ2シーズン目を迎える石川真佑が所属している。

 そのノヴァーラは、準決勝で昨季優勝のコネリアーノにセットカウント3-1で勝利し決勝に進出。石川も途中出場し活躍していた。もう一方ではスカンディッチがミラノを下し、決勝戦はノヴァーラvsスカンディッチのカードとなった。

 注目の決勝戦で石川はスタートからコートに立った。1、2セット目は序盤からスカンディッチを追う展開となり、続けてセットを落としたノヴァーラだったが、後がなくなったところから3、4セット目の接戦を制しタイブレークへ持ち込む。

 最終5セット目、序盤はリードされるも終盤でノヴァ―ラが逆転に成功。試合を通してチーム最多の打数でコンスタントに得点を重ねていた石川が終盤にも攻撃を決め切る。その活躍もあって15-13でノヴァーラが激戦を制し、優勝を果たした。

 石川は決勝でチーム最多となる20得点をマーク。女子日本代表のキャプテンが、イタリアのチームでもエースとして多くのトスを託され、頼もしい姿を見せた。

 今大会で優勝を果たしたノヴァーラは、大きな弾みをつけて日本時間10月7日(火)に開幕を迎えるセリエA女子の2025-26シーズンに向かう。