13日(月)にセリエA女子の第2節が行われ、女子日本代表の石川真佑が所属するノヴァーラと、関菜々巳が所属するブスト・アルシーツィオが対戦した。
ノヴァーラで2シーズン目を迎えるアウトサイドヒッターの石川真佑と、今季からブスト・アルシーツィオに加入したセッターの関菜々巳。日本人所属チームが、第2節で対決することとなった。
その試合、石川はスタートからコートに立ち、関はベンチからのスタートとなった。第1セットは、ホームのノヴァーラが序盤からブレイクを成功させて前に出る。石川も2連続で鋭いクロスにスパイクを決め得点を奪う。追いかけるブスト・アルシーツィオだが、中盤にはサーブミスとスパイクミスが立て続けに出て、なかなか流れを掴めない。終盤、20-16の場面で関はリリーフサーバーで投入されるとそのままコートに立つが、スタートからリードを維持したノヴァーラが25点目を取って先取する。
第2セット目はスタートから石川と関の2人がコートに立つ。序盤は互いに点を取り合い拮抗した試合展開に。石川は託されたトスを確実に決め切るプレーを見せる。僅かにノヴァーラがリードして終盤に入る中、関は相手コートに返りそうになったボールをツーアタックで得点にする。しかし、20点目以降にブレイクを成功させたノヴァーラが点差を広げ、25-21でセットを連取する。
第3セットも日本人2人はスタートから出場する。終盤まで点差がつかずに試合が進むが、抜け出して先に20点にのせたのはブスト・アルシーツィオだった。関はラリー中の苦しい体勢からも落ち着いてトスを上げ、得点に繋げてリードを維持させる。このセットは終盤に連続ポイントを奪い、逃げ切ったブスト・アルシーツィオが取り返し、セットカウント2-1とする。
注目の第4セットも、互いに点を取り合い一進一退の攻防戦に。序盤から終盤にかけてシーソーゲームとなる中、18-18の場面で石川の強烈なスパイクをきっかけに4連続ポイントを奪ったノヴァーラが前に出る。ブスト・アルシーツィオはブロックポイントで追い上げるも、ノヴァーラの勢いを止められず。最後はスパイクがアウトになってゲームセット。セットカウント3-1でノヴァーラが勝利を飾った。
今試合に勝利したノヴァーラは開幕2連勝。石川はチーム2番目となる17得点を決めた。ブスト・アルシーツィオの関は1セット目終盤から試合の最後まで出場し、自身のセットアップで1セットは奪取するものの、チームは開幕2連敗を喫した。
次戦の第3節、ノヴァーラは16日(木)2:15よりキエリと、ブスト・アルシーツィオは同日3:30よりベルガモと対戦する。
■試合結果
ノヴァーラ 3-1 ブスト・アルシーツィオ
第1セット 25-19
第2セット 25-21
第3セット 21-25
第4セット 25-20