30日(木)から31日(金)にかけてセリエA女子の第6節が行われた。
今シーズンのセリエA女子には、イタリアに渡って3年目、ノヴァーラで2シーズン目を迎えるアウトサイドヒッターの石川真佑と、イタリア2シーズン目、今季からブスト・アルシーツィオに加入したセッターの関菜々巳がいる。
前節でコネリアーノに敗戦し、今季初黒星を喫していたノヴァーラ。今節ではアウェーでピネローロと対戦した。石川はスタートからコートに立つ。第1セットは接戦の末に落とすも、第2、第3セットは大きく点差をつけて連取。石川も要所で得点を決め、第2セットにはサービスエース、第3セットにはブロックポイントを決めてチームに勢いをもたらす。
勝利に王手をかけた第4セット、序盤にリードを奪い勢いに乗ったノヴァーラ。一度は相手に1点差まで詰め寄られるも再び自分たちの流れを手繰り寄せ、25-21でセットを制し、逆転勝利を飾った。石川は今試合に先発フル出場し、13得点を獲得。チームの5勝目に貢献した。
一方のブスト・アルシーツィオは、前節のヴァッレフォリア戦でストレート勝利し、今季2勝目をあげていた。今節ではアウェーでスカンディッチと対戦。関は第3節に続き、スタメン起用された。第1セットは終盤まで一進一退の攻防戦となるが、23-22と先行する場面でブスト・アルシーツィオにノータッチエースが飛び出し、24点目を握る。次のサイドアウトでは、関がミドルブロッカーのブロードを選択。その攻撃が決まり、ブスト・アルシーツィオがセットを先取する。
しかし、第2、第3セットはスカンディッチが優勢に試合を進め、セットを連取。ブスト・アルシーツィオはどちらのセットでも20点代に乗せることができず、2セットダウンで後がなくなる。そして第4セット。中盤、守備を崩され、思うような攻撃ができずに点差を大きく離されたブスト・アルシーツィオは、その後もブレイクがなかなか取れず。セットを落とし、セットカウント1-3で逆転負けを喫した。
関はすべてのセットでスタートからコートに立ち、ブロックポイントも1本を決めてみせた。しかし、2セット目以降は相手チームとスパイク決定率で差が開き、苦しい試合展開となった。この試合に敗戦したブスト・アルシーツィオは、これで2勝4敗とした。
次の第7節、ノヴァーラは日本時間11月3日(月)0時よりホームでスカンディッチと、ブスト・アルシーツィオは同日1時より、今季からA1に昇格したマチェラータと対戦する。
■試合結果
・石川真佑(ノヴァーラ)
vsピネローロ(〇3-1)
先発出場13得点
・関菜々巳(ブスト・アルシーツィオ)
vsスカンディッチ(●1-3)
先発出場1得点




