7日(金)に大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の第3節GAME1が国立代々木競技場第二体育館で行われ、東京グレートベアーズとVC長野トライデンツが対戦した。
前節のGAME1では昨季王者のサントリーサンバーズ大阪を追いつめながらも敗れ、2連敗を喫した東京GB。ここまで1勝3敗という状況でホーム開幕戦を迎えた。
一方のVC長野は日本製鉄堺ブレイザーズとの第1節で2連勝。第2節のウルフドッグス名古屋戦では2連敗となったものの、GAME2ではフルセットにもつれ込む熱戦を繰り広げた。
男子日本代表のロラン・ティリ監督も視察で見守る中、チケット完売で迎えた一戦。東京GBはセッター(S)に前節出場のなかった今橋祐希を戻し、アウトサイドヒッター(OH)にルチアーノ・ヴィセンティン、後藤陸翔を並べ、オポジット(OP)にはバルトシュ・クレクを起用。ミドルブロッカー(MB)には村山豪と大竹壱青、リベロ(L)には古賀太一郎を起用した。
一方のVC長野はSに中島健斗を起用し、OHに工藤有史とオスカー・マドセン、OPにはマシュー・ニーブス、MBには山田航旗と松本慶彦を並べ、Lに古藤宏規を起用した。
第1セット序盤、両者がサイドアウトを取り合う展開が続く。徐々にサーブの圧力で突き放す東京GBだが、VC長野も食らいつき点差が離れないまま終盤へ。18-16の場面での超ロングラリーを東京GBが制すると、その勢いのままに先に20点台に乗せる。だが、ここで粘るのがVC長野。驚異の追い上げで22-22と同点に追いつくと、先に東京GBがセットポイントを握るもデュースに持ち込んだVC長野が24-26の逆転でセットを奪った。
両チーム第1セットと同じメンバーを並べた第2セットも互角の戦いが続くが、先に抜け出したのは勢いに乗るVC長野。中島の相手を翻弄するトス回しとニーブスとマドセンの両外国籍選手の活躍が光る。点差が縮まらないまま14-17となったところで東京GBはタイムアウト。さらに2枚替えで深津旭弘と髙島優作も起用する。だが、それでもVC長野ペースは変わらず、最後はMB松本のアタックで決め、19-25でVC長野がセットを連取する。
ホームでストレート負けは避けたい東京GBは3セット目から今橋と大竹に代わって深津と伊藤吏玖を起用する。出だしこそリードを奪う東京GBだが、すぐにVC長野が追いつく。それでも再び東京GBが突き放すと、18-14としたところで柳田将洋とヤン・コザメルニクを2枚替え。柳田のサーブターンで4連続ブレイクに成功し会場は完全に東京GBのムードに。25-17と大差をつけてセットを奪い返す。
東京GBが3セット目のメンバーを変えずに臨んだ第4セットは、VC長野も勢いを取り戻しサイドアウトの応酬が続く。12-12の場面で東京GBは第3セットにはまっていた柳田とコザメルニクを起用する。両者一歩も譲らぬ展開が続く中、17-18で伊藤とヴィセンティンを戻した東京GBだが、19-19の場面でのロングラリーをVC長野が松本のブロックでシャットする。先に抜け出したVC長野がマッチポイントを握るが、村山のサーブで同点に追いつく東京GB。デュースへもつれ込んだ戦いは30点台へ。両チームの外国籍選手が譲らぬ打ち合いを見せるが、最後はニーブスのアタックを後藤がシャット。34-32でセットを奪った。
総力戦の最終第5セットで先にリードを奪ったのは東京GBで、8-6でコートチェンジを迎える。そのまま2点差で進む中、村山のブロックポイントと後藤のサービスエースでさらにリードを広げた東京GB。15-10でセットを奪い、大逆転勝利を収めた。
東京GBは開幕戦以来の2勝目。ホームの観客の前で連敗を3でストップした。一方のVC長野はこれで3連敗。今季3勝目にあと一歩まで迫るも、勝利とはならなかった。
同じく国立代々木競技場第二体育館で行われるGAME2は、8日(土)15時5分から行われる。
■試合結果
東京グレートベアーズ 3-2 VC長野トライデンツ
第1セット 24-26
第2セット 19-25
第3セット 25-17
第4セット 34-32
第5セット 15-10




