[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 13日(木)にセリエA女子の第9節が行われた。

 今シーズンのセリエA女子には、イタリアに渡って3年目、ノヴァーラで2シーズン目を迎えるアウトサイドヒッターの石川真佑と、イタリア2シーズン目、今季からブスト・アルシーツィオに加入したセッターの関菜々巳がいる。

 11月に入り2試合連続でフルセット負けを喫しているノヴァーラは、今節でもヴァッレフォリア相手にフルセットの激闘に。第1、第2セットを奪って勝利に王手をかけるも、その後の第3、第4セットを取り返される。勝負が決まる第5セット、序盤は相手にリードを許すが、石川のポイントから勢いづいたノヴァーラが逆転に成功。緊迫した接戦となるが、最後は3連続ポイントで一気に駆け抜けたノヴァーラが15点目を取って勝利を掴んだ。

 石川はこの試合に全セットでスタートから出場し、チーム最多の20得点を獲得。攻撃のみならず、安定した守備力も見せてMVPにも輝いた。チームはこれで連敗をストップさせ、6勝目を手にした。現時点では4位につけている。

 関が所属するブスト・アルシーツィオもこれまで3連敗中と、苦しい戦いが続いている。クーネオとの対戦となった今試合、第1セットは序盤からのリードを守り、第2セットは接戦のシーソーゲームになるも終盤に前に出たブスト・アルシーツィオが連取する。注目の第3セットでは序盤から相手を突き放し、始終試合を優位に進めてクーネオにセットを取らせることなくストレートでの勝利を飾った。

 関はこの試合で全セットでスタメン起用され、ツーアタックやサービスエースで自身も得点を決めた。またセット毎にトスの精度を上げていき、勝利に大きく貢献。チームは連敗を脱出し、3勝目をあげた。現時点の順位は12位としている。

 次戦の第10節で、ノヴァーラは16日(日)4:00からここまで7勝3敗の3位ミラノと、ブスト・アルシーツィオは17日(月)1:00より現時点で4勝5敗で6位につけるフィレンツェと対戦する。

■試合結果

・石川真佑(ノヴァーラ)
vs ヴァッレフォリア(〇3-2)
先発出場20得点、MVP獲得

・関菜々巳(ブスト・アルシーツィオ)
vs クーネオ(〇3-0)
先発出場2得点