17日(月)にセリエA女子の第10節が行われた。
今シーズンのセリエA女子には、イタリアに渡って3年目、ノヴァーラで2シーズン目を迎えるアウトサイドヒッターの石川真佑と、イタリア2シーズン目、今季からブスト・アルシーツィオに加入したセッターの関菜々巳がいる。
ここまで3節連続でフルセットの試合が続いているノヴァーラは、今節でも強豪ミラノのホームでフルセットの激闘を繰り広げた。ノヴァーラは第1、第2セット連取したものの、第3、第4セットを連続で落とす。勝負が決まる第5セットは中盤まで拮抗するが、終盤に抜け出してリードを奪い、勝利を飾ったのはノヴァーラだった。
これでノヴァーラは、前節に続きフルセットでの勝負を制し7勝目をあげた。石川は全セットにスタメン出場し、ブロック1本を含むチームトップタイの13得点をマークすると、2節連続でMVPに輝いた。チームは現時点で5位につけている。
前節で連敗を脱出したブスト・アルシーツィオは、フィレンツェと対戦。前節からの勢いに乗って、幸先よく2セットを連取する。続く第3セットも中盤に抜け出したブスト・アルシーツィオが試合を優位に進め、セットを取られることなく前節に続きストレートでの勝利を果たした。
関は全セットにスタメン出場すると、長いラリーの中でも冷静にトスを配球。アタッカー陣にバランス良く攻撃を決めさせた。自身でもサーブとアタックで2得点を獲得し、今季初のMVPにも選出された。チームは4勝6敗とし、現時点で8位につけている。
次戦の第11節では、ノヴァーラは11月23日(日)3:00より、現在3勝7敗の成績とするマチェラータと、ブスト・アルシーツィオは24日(月)1:00より、現在4勝6敗と勝敗数で並ぶペルージャと対戦する。なお、ブスト・アルシーツィオは第11節の前に、20日(木)4:00から行われる第14節で関の古巣であるコネリアーノとの対戦が控えている。
■試合結果
・石川真佑(ノヴァーラ)
vs ミラノ(〇3-2)
先発出場13得点、MVP獲得
・関菜々巳(ブスト・アルシーツィオ)
vs フィレンツェ(〇3-0)
先発出場2得点、MVP獲得




