[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 1日(月)にセリエA女子の第12節が行われ、女子日本代表のセッター関菜々巳が所属するブスト・アルシーツィオはミラノと対戦した。

 第11節までと前倒しで行われた第14節を終えて5勝7敗のブスト・アルシーツィオ。第12節はアウェーで8勝4敗のミラノと対戦。第1セットのスタートからコートに立った関は、出だしからミラノの安定したプレーに圧倒され3-9とブスト・アルシーツィオが追いかける展開に。しかし、関はミドルブロッカー(MB)を駆使した攻撃で得点に繋げチームに流れをもたらし、同点まで追いつく。試合後半はブスト・アルシーツィオがリードを保ち、追い上げを見せるミラノを振り切って25-22で1セット目を先取した。

 続く第2セット、ブスト・アルシーツィオが先制点をあげるものの流れを掴み切れず、サイドアウトの奪い合いからミラノがMBを中心とした攻撃で得点を重ねて先行される。そのまま試合が進み、6点差をつけられ返すことができない中で、関が相手コート奥の空いたスペースにボールを押し込んで得点するも、流れは変えきれずミラノのオポジット(OP)パオラ・エゴヌにスパイクを叩き込まれ21-25でこのセットを落とした。

 第3セットは序盤からミラノが勢いを見せる展開となった。ブスト・アルシーツィオはサーブミスでの失点が増えチャンスを活かしきれず。ミラノの多彩な攻撃と共に立ちはだかるブロックにも苦しみこのセットは追いあげることなく18-25で3セット目も落とす。

 ブスト・アルシーツィオにとって後がない第4セット。序盤こそ拮抗した展開を見せたものの2点連続ブロックポイントでリードを許す苦しい展開に。中盤には関がOP中心の攻撃で追い上げを見せ15-15と同点まで追いつく。しかし、終盤にもミラノのブロックに再び阻まれ流れを奪いきれず、20-25で試合が終了しセットカウント1-3でブスト・アルシーツィオは敗戦となった。

 1セット目を掴み、2セット目以降も粘りをみせたブスト・アルシーツィオだったが、奪い返すことができずミラノに敗戦。関はすべてのセットでスタートから出場し、2得点をあげるも連勝とはならなかった。

 ブスト・アルシーツィオは次戦、第13節を8日(月)の1:00より現在2勝10敗で14位のサン・ジョヴァンニと対戦する。

■試合結果

ブスト・アルシーツィオ 1-3 ミラノ
第1セット 25-22
第2セット 21-25
第3セット 18-25
第4セット 20-25