5日(金)、欧州バレーボール連盟(CEV)が開催する女子チャンピオンズリーグ(WCL)のリーグラウンド2ndレグが行われ、石川真佑が所属するセリエA女子のノヴァーラが、トルコのフェネルバフチェとホームで対戦した。
ヨーロッパの各国リーグの上位チームが集うWCL。リーグラウンドはグループAからEまでの5グループ各4チームに振り分けられ、ホームアンドアウェー方式の2回総当たりで争う。各組の2位となった全チームと3位チームの最上位1チームがプレーオフに出場し、その勝者が各組の1位チームが待つ準々決勝へと駒を進めていく。
1stレグではストレートで勝利を飾っているチーム同士の対決。フェネルバフチェは昨季のWCLにも出場しており、女子トルコ代表のメリッサ・バルガスやエダ・エルデムらを擁する強豪チームだ。石川はベンチからのスタートとなった。
第1セットは終盤まで互いに点を取り合うシーソーゲームに。18-19の場面で石川はリリーフサーバーで出場し、ネットインでエースを決める。しかしその直後にブレイクして点差をつけ、一気にセットポイントを握ったフェネルバフチェ。ノヴァーラも土壇場で3連続ポイントを奪って1点差まで追い上げるが、最後はバルガスがきっちりと決め切り、23-25でノヴァーラはセットを落とす。
第2セットは序盤にリードを許したノヴァーラだったが、中盤から終盤にかけて徐々に追い上げ点差を縮めていく。途中出場でコートに入った石川もスパイクを放ち得点を決める。最大5点差あった点差を1点差まで追い上げるが、20点目以降の大事な場面でサーブで崩され、力及ばず。21-25でノヴァーラはセットを落とし後がなくなる。
第3セット、これまでベンチスタートだった石川はスタートから起用される。しかし序盤、怒涛の6連続得点を得たフェネルバフチェが大きなリードを奪う。その後も要所で2点以上のブレイクを許したノヴァーラは流れを掴めない。石川はこのセットでサービスエース1本とスパイク4本を決めるが、チームは離された点差を詰めることができず。19-25でセットを落とし、ストレートでの敗戦となった。
今試合で石川は第1、第2セットで途中出場、第3セットではスタートから起用され、サービスエース2本を含む7得点をあげた。チームはセットを奪取できるチャンスもあったが大事な場面で相手が上回り、結果としてはセット奪うことができなかった。これでノヴァーラは1勝1敗、現時点では2位につけている。
次戦のリーグラウンド3rdレグは2026年1月9日(金)4:00より、ポルトガルのリスボン・ベンフィカとアウェーで対戦する。
■試合結果
ノヴァーラ 0-3 フェネルバフチェ
第1セット 23-25
第2セット 21-25
第3セット 19-25




