8日(月)にセリエA女子の第13節が行われ、女子日本代表のセッター関菜々巳が所属するブスト・アルシーツィオはサン・ジョヴァンニと対戦した。
第12節までと、前倒しで行われた第14節を終えて5勝8敗のブスト・アルシーツィオ。今節は2勝10敗のサン・ジョヴァンニと対戦した。
第1セットのスタートからコートに立った関だが、序盤は相手ブロックに捕まりリードされる展開となった。次第にミスによる失点も増え点差が広がり、流れを掴めないまま試合が進む。終盤にも相手にブロックポイントを奪われ先に20点台にのせられる。攻撃を散らして反撃を試みるも追い上げならず、ブスト・アルシーツィオは16-25で1セット目を落とした。
第2セットはブスト・アルシーツィオが先制して序盤から流れを掴む。追い上げを見せるサン・ジョヴァンニだったが、ブスト・アルシーツィオはボールを繋いで緩急をつけて着実に得点し、中盤にサービスエースを奪うと相手は失速、一気に点差を広げ25-15で2セット目を奪い返した。
第3セットは両チームのミスによる失点が目立つ序盤となったが、サーブで崩すことに成功したブスト・アルシーツィオ。関もツーアタックを決めて加点し12-5とリードするが、サン・ジョヴァンニが追い上げをみせ14-13とあと1点のところまで詰め寄られる。しかしそこからミドルブロッカーを使った攻撃での得点や、相手のミスにも助けられ点差を再び離すと25-16でこのセットも奪った。
勝負の第4セット、一進一退の序盤からブスト・アルシーツィオがブロックポイントを奪い、流れに乗るかと思われたが、その後サーブで崩され、乱れたトスからのオポジットの攻撃が立て続けにミスとなり13-13の同点に。しかし終盤にはなんとか立て直して攻撃を決め切ると、25-18でこのセットを奪いセットカウント3-1で勝利を飾った。
ブスト・アルシーツィオは次戦の第15節を12月21日(日)の4:30より、女子日本代表のアウトサイドヒッターでキャプテンの石川真佑が所属するノヴァーラと対戦する。
また今節の結果により6勝8敗でシーズン前半を6位で終えたブスト・アルシーツィオは、シーズン前半終了時点の上位8チームが参加するコッパイタリアへの参加が決まった。準々決勝の相手はキエリだ。
■試合結果
ブスト・アルシーツィオ 3-1 サン・ジョヴァンニ
第1セット 16-25
第2セット 25-15
第3セット 25-16
第4セット 25-18




