[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 11日(木)に前倒しとなったセリエA女子の第19節が行われ、女子日本代表のアウトサイドヒッター(OH)の石川真佑が所属するノヴァーラはモンヴィーゾと対戦した。

 前節、リーグ戦3試合ぶりの出場で14得点をあげた石川。今節もスターティングメンバーとしてコートに立ち、チームは6連勝を目指してモンヴィーゾとのゲームに臨んだ。

 第1セット、先にリードを奪ったのはノヴァーラだった。スパイクでの得点だけでなくブロックで相手を阻み得点を重ねたノヴァーラは、終始リードを保ったまま試合を進め先に20点台へと乗せた。その流れのままセットポイントを握ると、最後はOHのタチアナ・トロクがバックアタックで得点し、25-20で第1セットを先取した。

 第2セットも石川はスタメン出場となった。第1セットとは変わってモンヴィーゾがリードを奪う展開となったこのセット、どうにか点差を縮めようとするもうまく流れを掴めないままセット終盤の戦いへと入り、最後はモンヴィーゾのハンナ・ダヴィスキバがインナーにスパイクを決め、25-20でこのセットを取り返した。

 第2セット途中でコートをあとにした石川は第3セット、ベンチからのスタートとなった。序盤は先行される入りとなったこのセットだが、8-8と同点に追いつくと、その後は徐々に点差を離していき20-17と3点をリードして20点台へと乗せた。その後ブロックポイントで20-19と1点差まで詰め寄られる場面も見られたがどうにか逃げ切り、25-21でこのセットを取った。

 勝利まであと1セットとした第4セット、このセットも石川はベンチスタートとなった。チームは序盤に連続得点を許し一時4点差をつけられた。このまま相手のリズムで試合が進むかと思われたが、粘り強く攻撃につなげ12-11で逆転に成功。そのあと再びリードを許す場面もあり、24-23と最後まで拮抗した戦いになったが、最後は相手のスパイクがミスになり25得点目を奪い25-23でこのセットを取り切ると、セットカウント3-1で勝利した。

 スターティングメンバーとしてコートに立ち第1セット、第2セットに出場した石川だったが、この試合では決定率が上がらず。総得点はスパイク1得点とブロック1得点の2点にとどまった。それでもチームはこの白星によって6連勝とし、11勝3敗の3位につけている。

 次戦、ノヴァーラは15日(月)1:00より、ホームで現在2勝11敗で14位のサン・ジョヴァンニとの対戦を予定している。

■試合結果
ノヴァーラ 3-1 モンヴィーゾ
第1セット 25-20
第2セット 20-25
第3セット 25-21
第4セット 25-23