15日(月)セリエA女子の第14節が行われ、女子日本代表のアウトサイドヒッター(OH)の石川真佑が所属するノヴァーラはサン・ジョヴァンニと対戦した。
前節ではスパイクの決定率に悩んだ石川だったがノヴァーラは6連勝し3位をキープしている。今節は2勝11敗で最下位と勝ちに苦しむサン・ジョヴァンニとの試合に臨んだ。
第1セット、石川はベンチから試合を見守る。出だしから両チーム譲らず一進一退の攻防となった。最後までどちらがこのセットを取るか分からない試合運びとなったが、先に相手にセットポイントを握られる。長いラリーから両チームが渾身のスパイクと好セーブを見せる中でノヴァーラの攻撃がブロックされ、23-25で1セット目を落とした。
続く第2セット好調な出だしを見せるノヴァーラが試合中盤に石川を投入し点差を広げていく。相手にサービスエースを奪われるも流れは渡さず、リードを保つ。このセットは安定した守備から多彩な攻撃を見せたノヴァーラが25-17で奪い返した。
第3セットは石川がスタートからコートに立った。石川はサーブで狙われて崩される場面もあったが、攻撃面では託されたボールは決め切り加点、サーブではネットインからサービスエースも奪う。ノヴァーラがリードして試合を進めるがサン・ジョヴァンニも鋭い攻撃で追い上げを見せる。しかし終盤に差し掛かりノヴァーラがリードを広げ、セットポイントを握ると相手の攻撃をブロックで仕留め25-21で3セット目も奪った。
勝負の第4セットは序盤からノヴァーラが走り10-4とリードする。サン・ジョヴァンニも粘りをみせるものの、ノヴァーラは追い上げを許さず、最後はオポジットのタチアナ・トロクが決め切り25-19で試合終了。セットカウント3-1で勝利した。
石川は2セット目の途中から試合終了まで出場。安定した守備と、攻撃で8得点をあげてチームの勝利に貢献した。7連勝と好調なノヴァーラは現時点で2位に浮上している。次戦の第15節は21日(日)4:30から女子日本代表のセッター関菜々巳が所属するブスト・アルシーツィオと対戦する。
■試合結果
ノヴァーラ 3-1 サン・ジョヴァンニ
第1セット 23-25
第2セット 25-17
第3セット 25-21
第4セット 25-19




